「CRM」「CDP」「DMP」の役割の違いを知る営業・マーケティングの効率化に向けて

営業・マーケティング用語は、略語だらけで分かりにくい。「CRM」「CDP」「DMP」の違いを理解しよう。

2019年12月27日 05時00分 公開
[Scott RobinsonTechTarget]

関連キーワード

CRM


 営業・マーケティングソフトウェアは、さまざまな略語で呼ばれるものが多く、それぞれの略語の意味は覚えにくい。「CRM」「CDP」「DMP」の違いを詳しく見てみよう。

CRM(顧客関係管理)

 CRMは、この3つの用語の中で最もよく知られている。CRM製品は、企業とその顧客、サプライヤー、サービスプロバイダーとの関係にフォーカスしたソフトウェアやデータ管理ツールを指す。CRM製品により、営業やマーケティングの担当者だけでなく、サプライチェーン管理から人事まで、全てのビジネス部門が顧客を一元的に把握できる。

CDP(顧客データプラットフォーム)

 同じ「C」(Customer:顧客)で始まる略語だが、CDP製品はCRM製品とは全く機能が異なる。CDP製品の中核要素は、顧客の属性や行動データをまとめたデータベースだ。CDP製品はこれらのデータを分析し、どの顧客がどの商品やサービスを、どのような状況で、どのような動機付けで購入するかを予測する。

DMP(データマネジメントプラットフォーム)

 DMP製品はCRM製品と同様、購入者を追跡してターゲットとする。ただし追跡対象は顧客であるかどうかを問わない。キャンペーンの立案のために、企業のデジタルメディア商品に関するビジネスインテリジェンス(BI)データを収集する。

CRM、CDP、DMPの違い

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...