「UCaaS」とは? ユニファイドコミュニケーション(UC)の5大動向2020年のUC市場はこうなる

クラウドやAI技術など、さまざまな要素が「ユニファイドコミュニケーション」(UC)市場に変化をもたらす。今後のUC市場に影響を及ぼしそうな5つの動向を予測する。

2020年02月28日 05時00分 公開
[Irwin LazarTechTarget]

 「ユニファイドコミュニケーション」(UC)にとって、2019年は変革の年だった。UC市場の主要なベンダーが製品の発売とパートナーシップを通じて「将来の製品の方向性と開発方針は『クラウドファースト』(システムを構築する際にクラウドの利用を優先すること)だ」といった明確なメッセージを発したことにより、クラウドへの移行が加速した。

 新興ベンダーであるSlack TechnologiesとZoom Video Communicationsは株式公開企業となり、力強い成長を達成した。一方でUC製品の改善対象はユーザーエクスペリエンス(UX:ユーザー経験価値)が中心となり、そのために人工知能(AI)技術を利用するようになった。

 このような変化は2020年も続くのだろうか。あるいは新たな混乱が始まるのだろうか。2020年のUC市場に影響を与える動向を探る。

動向1.UCaaSが主流になる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news018.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年2月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news171.jpg

日本テレビの運用型テレビCM「スグリー」、プレミアパートナー企業9社を認定
日本テレビは、テレビCM枠をWebで購入できるサービス「スグリー」のプレミアパートナー9...

news092.jpg

ウェルチのCMOが語るリブランディング 脱「ぶどうジュースの会社」なるか?
Welch’s(ウェルチ)が製品の品揃えを拡大する中で、CMOのスコット・ウトケ氏はブランド...