2020年03月25日 08時00分 公開
特集/連載

延長メンテナンスは2030年末までSAP ECCのサポート延長はS/4HANA移行を後押しするのか

SAPがECCのサポート延長を発表。タイムリミットの緩和により企業のS/4HANA移行は促進するのか、それとも問題が5年先送りされるだけか。

[Cliff Saran,Computer Weekly]
iStock.com/Nastco

 SAPは、多くの顧客が2025年までに「SAP ERP Central Component」(SAP ECC)から「SAP S/4HANA」に移行できないことを認めている。

 同社は「SAP Business Suite 7」のコアアプリケーションのメインストリームメンテナンスを2027年末までサポートする予定だと発表した。その後は、延長メンテナンスを2030年末までオプションで提供するという。

 SAPの共同CEOで取締役会のメンバーを兼ねるクリスチャン・クレイン氏は次のように語る。「当社の顧客は将来S/4HANAに向かう意思を示しており、当社がこのプラットフォームに長期にわたって取り組むことを期待している。S/4HANAがもたらす画期的な機会を十分生かせるように、顧客のプロジェクトのペースや複雑さを考慮していく」

 クレイン氏がこのとき引き合いに出したのは、最近実施したSAPユーザーグループへの調査だった。南北アメリカとドイツで行われたこの調査によると、ユーザーグループのメンバーがS/4HANAへの移行を計画していることが明らかになったという。

 ただし、SAP ECCからS/4HANAに移行するにはERPの完全実装が必要になることが多い。その場合、コストがかさみリスクも高くなる。多くの場合、SAP ECCのビジネスプロセスや機能をS/4HANAの等価な機能に置き換えるだけではビジネス価値は上がらない。




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