2020年04月17日 05時00分 公開
特集/連載

医療団体が“脱Excel”してSCM製品に切り替えた理由 眼組織の需要予測に利用LLamasoft製ソフトウェアを導入

眼組織を回収して医療機関に配送する非営利団体のEversightは、眼組織の需要予測の手段を「Microsoft Excel」からLLamasoftのサプライチェーンマネジメント製品に切り替えた。その理由と効果とは。

[Mark Labbe,TechTarget]

 非営利団体のEversightは、眼組織のドナー登録と移植、研究を通じて視力の回復に貢献している。ミシガン州に本部を置く同組織は、世界中から提供された眼組織を回収・搬送して、視覚研究や角膜移植に使用している。

 年間8000個の眼組織を扱うEversightにとって、時間短縮は不可欠だ。眼組織の回収と搬送に使える時間には、厳しい制約がある。そのため同団体は2019年10月に、時間の制約内で眼組織を扱うための高度なサプライチェーンのモデル(設計図)化のために、予測分析とサプライチェーンマネジメント(SCM)のベンダーLLamasoftのソフトウェアを導入した。

一刻を争う眼組織の配送

 「われわれの活動には、非常に厳しい時間制約がある」と、Eversightの臨床サービス部門長であるライアン・シモンズ氏は述べる。シモンズ氏によると、ドナーの死後、摘出した組織を摘出するまでにかけられる時間は最大24時間だという。ただし外科医は12時間以内に摘出することを目標とする傾向にある。摘出された眼組織は、最大7日間保存できる。

 「外科医は通常、ドナーの死後4〜5日以内にその眼組織を移植したいと考えている」とシモンズ氏は話す。いつ、どれくらいの眼組織が利用できるかの予測が難しいことも、課題になっているという。

需要予測の“脱Excel“、その理由と効果は

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