「WPA2」から「WPA3」への無線LANセキュリティの移行はなぜ難しいのか?3つの注意点を整理

無線LANのセキュリティプロトコルを「WPA2」から「WPA3」に移行するのは単純ではない。それはなぜなのか。移行の際に注意すべき点をまとめた。

2020年04月19日 08時30分 公開
[Andrew FroehlichTechTarget]

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脆弱性 | Wi-Fi | 無線LAN


 「WPA」(Wi-Fi Protected Access)は、無線LANで送受信するデータを保護するためのセキュリティプロトコルだ。現在、WPAには3つの世代があり、かなりの企業は第2世代である「WPA2」(Wi-Fi Protected Access 2)を社内の無線LANに導入している。

 WPA2は、業界団体Wi-Fi Allianceが2004年9月に発表してから十数年経過していて、脆弱(ぜいじゃく)性の存在も判明しており、セキュリティ管理者に不安を与えている。こうした弱点を解消するために、最新版の「WPA3」(Wi-Fi Protected Access 3)への移行を検討している企業は少なくない。

 ただしWPA2からWPA3へ移行する道のりは平たんではない。移行可能かどうかを左右する幾つかの要素があるからだ。移行時の主要な注意点を見ていこう。

WPA2からWPA3への移行時に検討すべき注意点

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