2020年06月17日 05時00分 公開
特集/連載

いまさら聞けない、医療機関が「クラウドサービス」に移行する4つのメリット医療機関クラウド移行のメリットとデメリット【前編】

医療機関がクラウドサービスにシステムを移行させるメリットには、どのようなものがあるのか。主要な4つのメリットを紹介する。

[Reda Chouffani,TechTarget]

 調査会社Gartnerの予測によると、2020年のパブリッククラウド市場規模は前年比17%増の2664億ドルに達するという。これはクラウドサービスにシステムを移行させる企業が驚異的に増えていることを示す調査結果の一つだ。

 医療業界にとって、クラウドサービスへの移行に伴うセキュリティ強化、コスト削減、柔軟性向上は、特に魅力的な要素になる。クラウドサービスへの移行によって幾つかの業務はする必要がなくなり、患者の予後の改善とコスト削減に専念しやすくなる。ただし意図しない結果を引き起こす恐れもある。

 クラウドサービスに移行すれば、病院やクリニックなどの医療機関は第三者が用意したネットワークリソースとコンピューティングリソースを使用して、医用画像管理システム(PACS)、電子カルテ(EMR:電子医療記録)、臨床検査情報システム(LIS)といったシステムをホストして管理する体制に変わる。医療機関は自前のデータセンター設備を所有して管理する必要がなくなる。

 ここ数年、クラウドベンダーはユーザー企業に対して、オンプレミスのサーバでシステムを運用管理する慣習を廃止して「クラウドに飛び込まざるを得ない」と決断する新たな理由を提示するようになった。本稿は、医療機関がクラウドサービスに移行することで得られる4つのメリットを紹介する。

メリット1.大規模なセキュリティ投資の成果を享受

ITmedia マーケティング新着記事

news024.jpg

CEOと従業員の給与差「299倍」をどう考える?
今回は、米国の労働事情における想像を超える格差について取り上げます。

news153.jpg

日立ソリューションズが仮想イベントプラットフォームを提供開始
セミナーやショールームなどを仮想空間上に構築。

news030.jpg

経営にSDGsを取り入れるために必要な考え方とは? 眞鍋和博氏(北九州市立大学教授)と語る【前編】
企業がSDGsを推進するために何が必要なのか。北九州市立大学の眞鍋和博教授と語り合った。