人類に分け隔てなくメリットをもたらすはずの技術が、人種差別を助長する可能性がある。顔認識技術といった人物認識技術に、特定の人種を差別的に扱う傾向があることが明らかになってきたのだ。何が起きているのか。
技術はレイシズム(人種差別)を永続させる――。科学技術誌MIT Technology Reviewにこのほど掲載された記事の中で、筆者のチャールトン・マクルウェイン氏はそう指摘した。マクルウェイン氏はNew York University(ニューヨーク大学)メディア・文化・コミュニケーション学の教授で『Black Software: The Internet & Racial Justice, From the AfroNet to Black Lives Matter』の著書がある。
この記事でマクルウェイン氏は、米国の黒人やラテンアメリカ(中南米)の住民が、顔認識技術の犠牲になっている理由を解説した。顔認識技術は人の身体的な特徴を分析するようプログラミングされていて、顔の特徴から黒人やラテンアメリカ住民だと認識すると「危険人物の可能性がある」と判断してアラートを出す傾向があるという。
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