全社的なデータ分析の浸透に重要な役割を果たす「セルフサービス分析」は、着実に進化している。最近の注目技術である「拡張分析」は、セルフサービス分析にどのような影響をもたらすのか。専門家に聞いた。
「セルフサービス分析」は、現代企業のニーズを満たすべく進化している。静的レポートを実行したり、単にデータを視覚化したりするだけではない。エンドユーザーが自然言語で検索できるようにするなど、データ操作を一段と容易にした。そうして生成される結果は、ナレーション付きのデータ視覚化という形を取り、文字通り自らについて語る。セルフサービス分析市場の現在の概要と、あらゆる企業がこの市場に関心を持つべき理由を解説する。
セルフサービス分析は「市民データサイエンティスト」とも呼ばれるパワーユーザーと関係がある。セルフサービス分析の概念は、2005年ごろに「セルフサービスレポート」と共に登場した。そのきっかけは、事業部門がIT部門からカスタムレポートを受け取るのを待ちくたびれたのが理由だった。逆にIT部門にとってもセルフサービス分析の実現は、一度限りのレポートを生成するよりもやりがいのある作業だった。
さまざまな組織が相変わらず定期レポートを必要としている。一方でビジネスのペースが加速しているため、より迅速かつタイムリーに重要な情報にアクセスできる対話型のダッシュボードが求められている。セルフサービスレポートと同様、セルフサービス分析ではエンドユーザーが疑問点への答えを独力で見つけることができる。
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