2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)を耐え忍ぶために、組織は新たなリスクに備え、新しいビジネスモデルに軸足を移し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みを加速させた年だった。
COVID-19に翻弄(ほんろう)された時代の中で、ビジネスの「デジタル化」はもはやぜいたくではなく死活問題になった。テレワーク実現のため、ビジネスコラボレーションを主軸にしたワークフローに切り替えるため、顧客体験にかかわるサプライチェーン管理と業務を再編するために、DXは不可欠の取り組みとなった。
最高情報責任者(CIO)やIT部門長といったITリーダーはもはや「業務の全側面にとってそのシステムはどれほど重要な技術か」を事業部門に売り込む必要がなくなった。IT部門は事業部門のリーダーと協力して、コラボレーションやワークフロー、データ分析のクラウドサービスをどれだけ速く導入できるかを2020年は問われていた。
この傾向は2021年も続く見通しだが、一つ違いがある。今後のITリーダーは受動的な姿勢ではなく、積極的で戦略的な姿勢でDXプロジェクトに関与するようになる。ITリーダーは事業部門の同僚と手を組んで、デジタルビジネスモデルを構築・調整し、実験を優先する文化を醸成し、技術とデータを使って競争上の優位を確立するようになるだろう。
ITリーダーは、会社の成功を支える戦略と優先課題、ロードマップをどう形成する必要があるのだろうか。それを考えるヒントとなる2021年のDXトレンドを5つ紹介する。
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