前編「音響大手Boseが『サプライチェーン強化』を決意した理由 東日本大震災が契機」、中編「音響大手Boseに聞く、サプライチェーンの混乱をいち早く察知する4つの要素とは」の通り、大手オーディオ機器メーカーBoseはサプライチェーンの強化に取り組んでいる。同社は2013年にResilincのサプライチェーン管理(SCM)システムを導入し、サプライチェーンの混乱を察知して対処するための施策を構築した。
この施策は、サプライチェーンに問題が生じた際に状況をいち早く察知する「サイトマッピング」「財務分析」「社会的責任」「事業継続計画」という4要素(中編で紹介)と、問題に迅速に対処する「危機管理」を重視している。この危機管理は、3つのレベルに分かれている。
危機管理のレベル1では、Boseはサプライチェーンの混乱を認識すると共に、SCMシステムのアラートから分かるサプライヤーへの潜在的な影響に注目する。潜在的な影響がなければイベントをクローズ(解決済み)の状態にする。だが大事に至る恐れがあれば危機管理プロセスをレベル2に引き上げる。
動画の重要性 「増している」が85% 動画コンテンツの内製化率は前年比倍増――アライドアーキテクツ調査
アライドアーキテクツが「企業のDX推進における動画活用の実態調査 2021」を実施。デジタ...
これもアマゾンエフェクト? 米国で激減するあの人名の話
マーケターの頭の片隅を刺激するトピックをインフォグラフィックスで紹介。
電通「2020年 日本の広告費」 総広告費は大幅減でもインターネット広告費は成長を維持
2020年の日本の総広告費は6兆1594億円で前年比88.8%。東日本大震災があった2011年以来9...