ソースコードエディタ「Visual Studio Code」が開発者に好まれる理由はさまざまだ。機能面の理由だけではなく、MicrosoftがVisual Studio Codeの開発で示した姿勢も重要な理由になっているとみられる。それは何か。
ソースコードエディタ「Visual Studio Code」の中核機能は、機能拡張用API(アプリケーションプログラミングインタフェース)である「Extension API」を使った拡張機能として開発されている。開発者はExtension APIを通じて、ユーザーインタフェース(UI)からエディタの使い勝手に至るまで、Visual Studio Codeのほぼ全ての要素をカスタマイズできる。
「拡張機能のおかげで、開発者は自分のニーズに応じてVisual Studio Codeをカスタマイズできる」と、調査会社Rishidot Researchのアナリストであるクリシュナン・サブラマニアン氏は語る。例えばGoogleが提供する拡張機能「Cloud Code」を使えば、開発者はVisual Studio Codeで開発したソースコードを、Googleのコンテナオーケストレーター「Google Kubernetes Engine」へと即座にデプロイ(配備)できる。「カスタマイズ性の高さは、多くの開発者にとって非常に魅力的だ」(サブラマニアン氏)
「Live Share」というVisual Studio Code拡張機能はテレワークを支援する。アプリケーションのUI(ユーザーインタフェース)開発支援ツールを手掛けるDrifty(Ionicの名称で事業展開)は、テレワークを全面的に採用している。Live Shareは「貴重なツールになった」と、同社の最高経営責任者(CEO)であるマックス・リンチ氏は語る。Live Shareが実現するリアルタイムの共同編集は「単なる画面共有よりも生産性を高める」とリンチ氏は話す。
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