「Windows 11とは何か」を深掘りする【前編】
Windowsは“民主化勢力”であり続ける――「Windows 11」でMicrosoftが貫く意志
「Windows 11」とは何者なのか。表面的な理解にとどめないためには、機能を詳細に掘り下げる前に、MicrosoftがWindows 11で何を実現しようとしているのかを把握すべきだ。同社がWindows 11を世に出す意図とは。
MicrosoftがクライアントOS「Windows」の次期バージョン「Windows 11」を発表した。同社のサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)によると、同社にとってWindows 11は「次の10年のための舞台準備」との位置付けだ。「今日はWindowsの歴史の中でも重大な節目に当たる。新しい世代の始まりだ」と、ナデラ氏はWindows 11発表に際して語った。
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「Windows 11」の“企業用OS”としての存在意義
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クラウドPC「Windows 365」とは
「歴史を通じ、Windowsは世界の民主化勢力であり続けた」とナデラ氏は強調する。同氏はWindows 11の投入により、Windowsをさらに“開かれたOS”にしたい考えだ。「パーソナルコンピューティングは選択を必要とする。われわれは真の選択肢を提示するための障壁をなくしたい」(同氏)
Microsoftの意志は「Windows 11」で具現化されている?
どのアプリケーションを使い、どのコンテンツを消費し、どの相手とつながるか――。あらゆるエンドユーザーがこれらを自分自身で選べるようにしたいというのが、ナデラ氏の考えだ。「OSやデバイスを個人のニーズに合わせるべきだ。その逆であってはならない」と同氏は語る。
Windowsの現行バージョンである「Windows 10」を使う企業に対して、Microsoftはアプリケーション互換性を保証する計画だ。サブスクリプション形式の製品/サービス群「Microsoft 365」を150ユーザー以上で使う企業を対象に、同社は「App Assure」というプログラムを用意する。App Assureは、Windows 11への移行を無償で支援するプログラムだ。
MicrosoftはWindowsのアプリケーションストア「Microsoft Store」に、さらに多くのサードパーティーのアプリケーション開発者を引き付けたい意向だ。売上金額に対する開発者とMicrosoftの分配比率について、アプリケーションについては85対15、ゲームは88対12という「競争力のある収益分配契約」を提示するとMicrosoftは説明する。
開発者は自ら開発した決済システムやサードパーティーの決済システムを使ってアプリケーションを販売することも可能だ。これによりアプリケーションを販売するためにMicrosoftに手数料を支払う必要がなくなる。
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