「Cortana」は「Teams」用仮想アシスタントとして生き残るのか?「Cortana」ビジネス利用への期待と懸念【前編】

Microsoftは「Cortana」を、いわば「Alexa」「Siri」の企業向けバージョンのような位置付けに置き、「Microsoft 365」アプリケーションを音声操作するメリットを広めようとしている。このアプローチは成功するのか。

2021年08月25日 05時00分 公開
[Reda ChouffaniTechTarget]

 Appleの「Siri」やAmazon.comの「Alexa」といった仮想アシスタントを搭載するスマートスピーカーは一般に広く普及している。これらのスマートスピーカーは音声コマンドでさまざまなタスクを実行できる。仮想アシスタントを使って商品を注文したり、リマインダーを作成したり、小学生の算数の問題を解く手助けを頼んだりできる便利さが、消費者の支持を集めている。

 これに対してMicrosoftは、仮想アシスタントの「Cortana」を消費者市場から撤退させ始めている。企業向け市場での成功に賭けて、オフィススイート「Microsoft 365」(Office 365)向けにCortanaを展開している。例えばユニファイドコミュニケーション(UC)ツールの「Microsoft Teams」では、Cortanaを使ってデバイスに触れることなくアプリケーション機能の操作ができるようにした。この緊密な連携は、UC市場でMicrosoft Teamsの存在を際立たせることになりそうだ。

CortanaはTeamsの仮想アシスタントとしてどのくらい“使える”のか

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