テレワークの生産性を高める
在宅勤務を楽にする2大「音声認識技術」とは?
最新の「音声認識」技術は、以前のものよりもはるかに洗練されている。在宅勤務などのテレワークの生産性を高める2つの音声認識技術を紹介する。
音声認識技術の種類はさまざまだ。IT担当者が在宅勤務などのテレワークへの利用を検討する際には、2つのことを念頭に置く必要がある。
第一に、音声認識自体は新しい技術ではなく、数十年前から企業で利用されているということだ。そのため目新しいもの、ユニークなものとして捉えるべきではない。とはいえ今日の音声認識は、さまざまな新しい技術により能力が強化されており、利用範囲は在宅勤務などのテレワークにまで広がっている。
第二に、テレワークを新たに導入する企業にとって、テレワーカーとIT部門の両方を支援する新たなアプローチが必要となることだ。これは、旧来の技術が不要になるということではない。ただし特に音声認識技術について言えば、IT部門は古い考え方から脱却する必要がある。旧来の音声認識技術であればテレワークでの実用性は限られるが、最新の音声技術の機能は、テレワーカーの間で大きな支持を得る可能性がある。
テレワークに使える音声認識技術2例
IT部門はテレワークを支援するために、どのような音声認識技術が利用できるのかを理解する必要がある。ここでは2つの例を紹介する。
技術1.音声コマンド/音声クエリ
AI(人工知能)技術を利用することで、音声認識技術はより正確になった。人の能力にかなり近くなっており、仕事にも十分使える。
テレワークの環境では集中することが困難な場合もあり、特に低年齢の家族がいる場合、一日中デスクに座っていることは難しくなる。最近では固定電話を持っていない人も少なくないため、デスクワークにスマートフォンを使用することもあるだろう。
これらの環境では、オフィスにいるときよりもキーボードを使用する頻度が減り、音声認識技術が効果的な代替手段になる。テレワーカーは、スマートフォンやスマートスピーカー、PCなど、さまざまなエンドポイントで音声コマンドや音声クエリを使用できるようになり、デスクから離れている場合でも生産性を維持できる。
技術2.音声テキスト変換
「音声テキスト変換」にはさまざまな用途があり、今後もAI技術の進歩により、さらに新しい使われ方が登場してくるだろう。リアルタイムの音声テキスト変換を利用すれば、通話中にメモを取る必要がなく、Web会議のフォローも容易になる。特に聞き取りにくい話者がいたり環境が騒がしかったりする場合に便利だ。
テレワーカーはモバイルデバイス中心のワークスタイルになるため、オフィス勤務よりもキーボードを使用できない状況が増える。音声テキスト変換を使用すれば、外出先でもメールを口述し、リマインダーのメモを書き込んでタスクを管理できる。
「Microsoft 365」(旧「Office 365」)のように、音声テキスト変換を使用できるソフトウェアも豊富になった。これにより、テキスト文書の編集や表計算ソフトの更新など、さまざまな操作がスマートフォンでできるようになった。可能性は無限だ。音声テキスト変換は、テレワーカーの生産性向上にとって素晴らしい技術になり得る。
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
技術文書・技術解説
[セコムトラストシステムズ株式会社] SCS評価制度で重要性が増す「SASE」 制度の要求事項と機能はどう関係する? -
製品資料
[株式会社オプティム] SaaS管理やID管理などの「資産管理」をまるごとカバーする方法とは? -
製品資料
[株式会社kickflow] 3分でわかる「kickflow」 どのようなワークフローを実装できる? -
事例
[株式会社kickflow] 出前館も実践 ワークフロー刷新で得られる効果とは? -
事例
[株式会社kickflow] ワークフロー活用事例:社内システムとのAPI連携で業務効率化&統制強化を実現
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
【漫画付き】ひとり情シス協会が明かす、RAG導入でしくじる企業「2つの共通点」
-
2
1200万円のSaaS導入を回避 スギ薬局「運用費10万円」のAIエージェント構築術
-
3
年収700万超エンジニアに共通するスキルと「もっと勉強すべきだった分野」
-
4
「企業におけるAIの運用」に関するアンケート
-
5
本当にそのIBM iに問題はない? ブラックボックス化と属人化を防ぐ第一歩
-
6
「企業におけるAI導入検討度とIT投資優先度」に関するアンケート
-
7
「シェルコード」とは? 凶悪なマルウェア感染を可能にする手口
-
8
なぜ情シスは評価されにくい? 読者調査で見えた「成果が見えない仕事」第1位は
-
9
自社と顧客の脱炭素化を推進するGoogleのクラウド戦略
-
10
ランサムウェア感染で直面する「バックアップのジレンマ」問題
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
「Google Workspace」活用事例34選、先進の生成AIによる組織変革の全貌
-
2
DX/AI投資の壁を突破、現代の最高財務責任者が直面する課題と克服のヒント
-
3
Linuxのスキルを証明する“激推し”の認定資格はこれだ
-
4
バックアップは“取っているから大丈夫”なのか? ランサムウェア時代の備え方
-
5
ネットワーク遅延の原因、「パケットロス」の基礎知識と効果的な解決策
-
6
月1000枚の紙を削減 9年動けなかった組織が、業務改革のその先に得たもの
-
7
「改正物流効率化法対策」徹底解説 総物流費を抑制するサプライチェーン戦略
-
8
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
9
5分で分かる Microsoft 365のデータ損失に備えるためのバックアップの仕組み
-
10
Windows PCとMacの選択制で生産性向上 LINEヤフーが実践する運用管理方法とは
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー