「Zoom」ではWeb会議の参加者を小規模なグループに分ける「ブレークアウトルーム」機能を利用できる。「Microsoft Teams」や「Cisco Webex Meetings」といったライバルではどうなのか。
Web会議ツールにおける「ブレークアウトルーム」機能の需要が高まりつつある。ブレークアウトルーム機能は、1回のWeb会議の中で参加者を幾つかの少人数グループに分割し、グループごとの会議を可能にするための機能だ。各グループは個別に会議した後、全員でのWeb会議に戻ることができる。
MicrosoftとCisco Systemsはそれぞれ、自社のWeb会議ツール「Microsoft Teams」と「Cisco Webex Meetings」にブレークアウトルーム機能を追加する計画だが、追加する時期は両社とも明らかにしていない。ブレークアウトルーム機能は、Zoom Video CommunicationsのWeb会議サービス「Zoom」には既に実装されている。
ブレークアウトルーム機能は特に、学生にグループワークをさせたい教員にとって不可欠だ。他業種のエンドユーザーからも、Web会議ツールに対してブレークアウトルーム機能の追加を求める要望は少なくない。「従業員教育のためのWeb会議で、議論を促進するのにブレークアウトルーム機能が役立つ」と、ある金融サービス会社で人材開発とイノベーションの責任者を務めるジェンマ・パターソン氏は語る。
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