「Zoom」ではWeb会議の参加者を小規模なグループに分ける「ブレークアウトルーム」機能を利用できる。「Microsoft Teams」や「Cisco Webex Meetings」といったライバルではどうなのか。
Web会議ツールにおける「ブレークアウトルーム」機能の需要が高まりつつある。ブレークアウトルーム機能は、1回のWeb会議の中で参加者を幾つかの少人数グループに分割し、グループごとの会議を可能にするための機能だ。各グループは個別に会議した後、全員でのWeb会議に戻ることができる。
MicrosoftとCisco Systemsはそれぞれ、自社のWeb会議ツール「Microsoft Teams」と「Cisco Webex Meetings」にブレークアウトルーム機能を追加する計画だが、追加する時期は両社とも明らかにしていない。ブレークアウトルーム機能は、Zoom Video CommunicationsのWeb会議サービス「Zoom」には既に実装されている。
ブレークアウトルーム機能は特に、学生にグループワークをさせたい教員にとって不可欠だ。他業種のエンドユーザーからも、Web会議ツールに対してブレークアウトルーム機能の追加を求める要望は少なくない。「従業員教育のためのWeb会議で、議論を促進するのにブレークアウトルーム機能が役立つ」と、ある金融サービス会社で人材開発とイノベーションの責任者を務めるジェンマ・パターソン氏は語る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...