サイバー攻撃から「VDI」を守る手段が「VDIセキュリティ製品」だ。適切なVDIセキュリティ製品を選ぶために考慮すべき点を解説する。
仮想デスクトップにはさまざまなリスクがある。「VDI」(仮想デスクトップインフラ)を用いた仮想デスクトップ運用では、OSイメージやユーザープロファイル(エンドユーザーごとの設定)、仮想デスクトップのホストサーバを保護するためのセキュリティ対策が必要だ。
VDI向けのセキュリティ製品(以下、VDIセキュリティ製品)を選定する際には、以下の3点を考慮するとよい。
VDIセキュリティ製品は主に2つのタイプに分類できる。一つは、セッションごとに割り当てられる仮想マシン(VM)で「エージェント」と呼ばれる専用ソフトウェアを実行するタイプ。もう一つは、エージェントを必要としない「エージェントレス」のタイプだ。エージェントレスのVDIセキュリティ製品はVMごとにメンテナンスする必要がないため、管理の手間を抑えることができる。
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