「VDIセキュリティ製品」を賢く選ぶ3つの選定ポイント仮想デスクトップを安全に使う手段

サイバー攻撃から「VDI」を守る手段が「VDIセキュリティ製品」だ。適切なVDIセキュリティ製品を選ぶために考慮すべき点を解説する。

2020年07月10日 05時00分 公開
[Robert SheldonTechTarget]

 仮想デスクトップにはさまざまなリスクがある。「VDI」(仮想デスクトップインフラ)を用いた仮想デスクトップ運用では、OSイメージやユーザープロファイル(エンドユーザーごとの設定)、仮想デスクトップのホストサーバを保護するためのセキュリティ対策が必要だ。

 VDI向けのセキュリティ製品(以下、VDIセキュリティ製品)を選定する際には、以下の3点を考慮するとよい。

  1. VDIセキュリティ製品のタイプ
  2. 保護対象(会員限定)
  3. 既存システムとの連携(会員限定)

考慮点1.VDIセキュリティ製品のタイプ

 VDIセキュリティ製品は主に2つのタイプに分類できる。一つは、セッションごとに割り当てられる仮想マシン(VM)で「エージェント」と呼ばれる専用ソフトウェアを実行するタイプ。もう一つは、エージェントを必要としない「エージェントレス」のタイプだ。エージェントレスのVDIセキュリティ製品はVMごとにメンテナンスする必要がないため、管理の手間を抑えることができる。

考慮点2.保護対象

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news079.jpg

CMOが生き残るための鍵は「生産性」――2025年のマーケティング予測10選【中編】
不確実性が高まる中でもマーケターは生産性を高め、成果を出す必要がある。「Marketing D...

news023.jpg

世界のモバイルアプリ市場はこう変わる 2025年における5つの予測
生成AIをはじめとする技術革新やプライバシー保護の潮流はモバイルアプリ市場に大きな変...

news078.png

営業との連携、マーケティング職の64.6%が「課題あり」と回答 何が不満なのか?
ワンマーケティングがB2B企業の営業およびマーケティング職のビジネスパーソン500人を対...