富士通Japan、デジタル教材用のSaaSを提供 教員の負担軽減になる機能とはNEWS

富士通Japanは「デジタル教材提供サービス」をSaaSとして提供開始した。同サービスは紙教材のデジタル化や新規教材の作成を支援する。児童や生徒の主体的な学習や、教員の負荷軽減につながる機能とは。

2022年04月12日 13時00分 公開
[梅本貴音TechTargetジャパン]

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 富士通Japanは「Fujitsu 初等中等教育向けデジタル教材提供サービス」(以下、デジタル教材提供サービス)を、2022年3月29日にSaaS(Software as a Service)として提供開始した。同サービスは、ドリルやプリントなどの紙教材を出版する教材会社がデジタル教材を作成し、公開するための機能を搭載する。小中学校や高校の教員、児童や生徒は同サービスでデジタル教材を利用するだけでなく、学習履歴の管理機能や手書き文字認識技術を活用できる。

デジタル教材を作成する機能と、その特徴とは

 デジタル教材提供サービスの大きな特徴は、デジタル教材の作成に必要な一連の作業を実施するための機能を備えている点だ。教材会社は既存の紙教材の入稿データを画像として取り込み、解答形式や配点などの設定をするだけで、自動採点が可能なデジタル教材を作成できる。解答形式としては筆算や文字のなぞり書きなども設定可能。教材会社は紙教材のデジタル化に加えて、新規教材の作成にも同サービスを使用できる。

 富士通Japanはデジタル教材提供サービスをSaaSとして提供する。そのため教材会社は教材開発用の専用アプリケーションの構築が不要だ。教材会社の従業員は、テレワークでも教材のデジタル化作業が可能になる。教材会社は従来の紙教材と同様、同サービスで作成したデジタル教材を、教材の販売代理店を通じて学校に販売できる。

 学校はデジタル教材提供サービスを利用することで、学級運営の効率化や学習指導の質の向上、教員の負担軽減が可能になると富士通Japanは見込む。例えば、入力した解答を自動採点する「デジタル採点機能」を使うことで、児童や生徒は自分のペースで繰り返し学習できるため、主体的な学習につながる。教員は児童や生徒の学習の進捗(しんちょく)を遠隔にいながら把握できる。同サービスは、デジタル教材にひも付く名簿情報の更新など、年度が変わる際に発生する作業の一部を自動化する機能も備える。

 デジタル教材提供サービスの教材は、Webブラウザがあれば利用できる。そのため富士通Japanは、全国の児童や生徒に1人1台の端末を配備する「GIGAスクール」用の端末を用いた自宅学習でも同サービスを活用可能だと説明する。

 小中学校と高校向けの図書教材を提供する教育同人社、浜島書店、明治図書出版、日本標準がデジタル教材提供サービスの開発に協力した。

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