「Kubernetes」のインフラを選択する際は、コンテナの用途や規模を考慮する必要がある。Kubernetesインフラの主要な選択肢であるVMとベアメタルサーバを、複数の観点で比較する。
コンテナオーケストレーションツールの「Kubernetes」を使ってコンテナを運用する場合、インフラの主な選択肢として仮想マシン(VM)とベアメタルサーバ(物理サーバ)がある。それぞれの特性を踏まえた上で、VMとベアメタルサーバのどちらを選ぶべきかを考える。
初めてKubernetesを使うユーザー企業は、VMでKubernetesを運用するのが理にかなっている。VMを使用すると、Kubernetes専用のベアメタルサーバの購入が不要になる。VMのホストサーバに新しく追加したハードウェアは、そのホストサーバで稼働する全てのVMが使用できる。ベアメタルサーバの場合、基本的にはKubernetesやその管理下にあるコンテナだけをホストすることになる。
Kubernetesは大規模データセンターを運用するGoogleの社内で誕生したコンテナオーケストレーションツールだ。一般的な企業は、Googleほど大規模にコンテナをデプロイ(利用可能な状態にすること)することはない。それでも大規模なアプリケーションを運用する場合は、それなりの数のコンテナをデプロイすることになる。
数百個や数千個のコンテナをKubernetesで運用する場合には、ベアメタルサーバが最善の選択肢になる可能性が高い。ベアメタルサーバにはハイパーバイザーのライセンスコストに関する問題がない。複数のベアメタルサーバでコンテナアプリケーションを実行させることで、耐障害性を高めやすくなるメリットもある。
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