どう読めばよいのか、開発者を悩ませる専門用語の一つが画像フォーマット「GIF」だ。GIFの読み方には“派閥”がある。正解はあるのか。
世の中にあるさまざまな開発者向け専門用語のうち、読み方が分かりづらい用語とその読み方を解説する本連載。第4回となる本稿は9つ目を取り上げる。
画像フォーマット「GIF」は「Graphics Interchange Format」(グラフィックス交換フォーマット)の略だ。広く使われているとともに、“間違った”読み方も定着している。
GIFを「ギフ」と読む人もいれば、「ジフ」と読む人もいる。GIFを開発したスティーブ・ウィルハイト氏によれば、正しい読み方は「ジフ」だ。だが「G」は「graphics」(グラフィックス)のGだから「ギフ」と読むべきだ、と主張する人もいる。
双方の言い分は平行線で終わりが見えない。どちらの発音も可とし、好きな方で呼べばよい。
聞き慣れない専門用語や略語に遭遇すると、正しい読み方が分からなくなる場合がある。本連載で説明したIT用語について、私が常に正しく発音できているとは言えない。私の発音はカナダ英語の発音であり、世界の他の地域では正解が異なる可能性がある。
重要なのは、互いの言葉がきちんと通じることだ。IT用語の発音を間違えたり、正しい言い方を誰かに尋ねたりすることは、大した問題にならない。発音が分からなくても気に病まなくてよい。オンライン学習サイト「Udemy」(ユーデミー)の発音を間違えたからといって、「dummy」(ダミー=ばか)と呼ばれることはないはずだ。
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