CMSの「プラグイン」は、うまく使えばWebサイトがより魅力的になる。ただし使い方によっては、プラグインがWebサイトのクラッシュを引き起こすことがある。こうした「逆効果」を防ぐには、どうすればいいのか。
Webサイトの表示トラブル「クラッシュ」は何が原因で、どうすれば防げるのか。本稿は主要な7つの原因のうち、2つ目を考える。
企業はWebサイトを運営する手段として、一般的には「コンテンツ管理システム」(CMS)を利用することになる。CMSの「プラグイン」(拡張機能)は、カレンダーや問い合わせフォーム、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の投稿内容など、Webサイトにさまざまな要素を追加できるようにする。要素を追加する場合、関連するソースコードもWebサイトに追加することになる。
オープンソースソフトウェア(OSS)の「WordPress」をはじめとする主要なCMSは、複数のプラグインを提供している。信頼できる開発者や企業が開発したプラグインがある一方、中には“怪しいプラグイン”もある。企業はWebサイトにプラグインを組み込む前に、プラグインの評価を確認しよう。
高評価のプラグインでも、Webサイトのクラッシュを引き起こす可能性がある。プラグインが単体で問題なく動作していても、他のプラグインと組み合わせると、互いに干渉して問題が発生することがあるからだ。
セキュリティ向上や新しい規格への準拠のために、プラグインは定期的にアップデートする必要がある。アップデートを実施しないと、プラグインのエラーが発生してWebサイトがクラッシュすることがあるからだ。まれにアップデートが問題の原因となることも考えられる。企業は本番環境でプラグインを実装する前に、テスト環境で実施して問題がないかどうかを確認することが重要だ。Webサイトで使用しなくなったプラグインは削除するようにしよう。
企業はCMSをアップデートした場合も、プラグインのチェックを忘れてはいけない。CMSがプラグインのアップデートを推奨するメッセージを表示したら、必ずアップデートを実施しよう。一部のCMSは、プラグインのアップデートを自動的に実施する。
第3回は、3つ目の原因を紹介する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
2006年に金融商品取引法にて規定された内部統制報告制度(J-SOX)では、「ITへの対応」が構成要素となっているが、IT統制の評価プロセスは工数がかかり、業務負担や監査コストが課題となっている。これらを解決する2つのアプローチとは?
企業のActive Directory(AD)にアクセスするためのパスワードが攻撃者の手に渡ると、ポリシー変更や権限昇格のリスクが発生する。だが実際は、使いまわしや共有など、パスワードのずさんな管理も目立つ。これを解決するには?
金融業界は常にイノベーションの創出が求められるが、これを実現する上では、オブザーバビリティの向上が鍵となる。本資料では、金融業界でのイノベーション創出に、オブザーバビリティの向上が必要な理由について解説する。
Google Chromeの拡張機能は、導入が容易であることからユーザーが独自にインストールしているケースも多く、セキュリティ面でのリスクが危惧されている。この問題を解消するには、拡張機能をまとめて管理者が安全に管理する方法が必要だ。
近く廃止される予定の Web 技術を使用している Web サイトは多数存在するが、それらを放置しておくことは、さまざまな問題につながるという。その4つのリスクを解説するとともに、レガシーテクノロジーを特定する方法を解説する。
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。