AI技術はさまざまなツールに組み込まれ始めている。「ChatGPT」や「Bard」のような生成ツールは、IT部門の業務にどう役立つのか。生成AIで何ができるのかをまず確認しよう。
AI(人工知能)技術を活用したチャットbotの「ChatGPT」や「Bard」が注目を集めている。これらは、テキストや画像などを自動生成するAI技術「ジェネレーティブAI」(生成AI)を利用したツールの一つだ。
さまざまな領域で注目を集める生成AIは、IT部門の業務でも注目を集めている。例えば、IT部門の重要な仕事の一つにデータのバックアップがある。バックアップは反復的な作業であるため、AI技術による自動化が期待できる仕事だ。まず、生成AIは何ができるのかを確認しよう。
AI技術を組み込んだツールの利用は、IT部門に広がりつつある。人間のエンジニアやデータアナリストをはるかに上回るスピードでデータを処理できるからだ。
大規模言語モデル(LLM)を使った生成AIツールは、自然言語での対話形式でレポートを作成できる。「文脈や背景情報を踏まえ、関連性のあるコンテンツを自動生成することに生成AIは役立つ」。データ分析ツールを提供するEXL Service Holdingsでアナリティクス部門の欧州責任者を務めるチティジ・ジェイン氏はそう分析する。
LLMに基づく生成AIツールは、プロンプト(応答を得るための質問)に対して、人間かのように応答を生成する。この特徴を生かしたチャットbotがカスタマーサービスで使われている例はすでにあり、生成AIは人間のオペレーターの業務量削減に貢献している。生成AIは広告用のパンフレットやカタログといったマーケティング用の文書の他、イラストも生成できる。
第2回はIT部門の現状と、AI技術が具体的にどのようにバックアップに役立つのかを解説する。
米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
2006年に金融商品取引法にて規定された内部統制報告制度(J-SOX)では、「ITへの対応」が構成要素となっているが、IT統制の評価プロセスは工数がかかり、業務負担や監査コストが課題となっている。これらを解決する2つのアプローチとは?
企業のActive Directory(AD)にアクセスするためのパスワードが攻撃者の手に渡ると、ポリシー変更や権限昇格のリスクが発生する。だが実際は、使いまわしや共有など、パスワードのずさんな管理も目立つ。これを解決するには?
金融業界は常にイノベーションの創出が求められるが、これを実現する上では、オブザーバビリティの向上が鍵となる。本資料では、金融業界でのイノベーション創出に、オブザーバビリティの向上が必要な理由について解説する。
Google Chromeの拡張機能は、導入が容易であることからユーザーが独自にインストールしているケースも多く、セキュリティ面でのリスクが危惧されている。この問題を解消するには、拡張機能をまとめて管理者が安全に管理する方法が必要だ。
近く廃止される予定の Web 技術を使用している Web サイトは多数存在するが、それらを放置しておくことは、さまざまな問題につながるという。その4つのリスクを解説するとともに、レガシーテクノロジーを特定する方法を解説する。
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。