英国Computer Weeklyの「Most Influential Women in UK Technology」で殿堂入りを果たした女性の活躍はどのようなものなのか。その概要を紹介する。
英国のIT業界における女性の活躍を推進する一環として、英Computer Weeklyは目覚ましい活動をした女性を表彰するアワード「Most Influential Women in UK Technology」を2012年から毎年実施している。本稿はこれまでに「Hall of Fame」(殿堂入り)を受賞した、2人の女性の活動を紹介する。
アマリ・デ・アルウィス氏は、以下の組織や取り組みで活躍している。
気候変動問題に取り組む組織を支援するSubak、IT業界における女性の登用を支援するCode First GirlsでCEOを務めた経験も持つ。Code First Girlsの活動については特筆すべき点がある。2018年、英国の大学よりも多くの女性がCode First Girlsでプログラミングを学んでいたという。
Microsoftのスタートアップ支援制度Microsoft for Startups UKのマネージングディレクターも務めた。2020年8月からは、慈善団体Raspberry Pi Foundationのボードメンバーを務めている。IT業界における「ダイバーシティー&インクルージョン」(D&I:多様性の受容と活用)を推進する業界団体Tech Talent Charterの創立メンバーでもある。
2019年には、IT業界におけるダイバーシティー推進と教育への貢献が認められ、大英帝国勲章MBE(Member of the Order of the British Empire)を授与された。
アンドレア・パーマー氏は、エネルギー企業BPで2006年からさまざまな職務を歴任。ビジネス変革やDX(デジタルトランスフォーメーション)の分野でキャリアを積んできた。
英国コンピュータ協会(BCS:British Computer Society)配下で、IT業界における女性の登用を支援するBCSWomenのチェアを務める。2021年にはジェンダー平等を推進するNPO(非営利団体)iSAW Internationalのプログラムマネジャーを務めた。
Most Influential Women in UK Technologyで審査員を務め、IT業界における女性の活躍に寄与してきた。
第5回も引き続き、殿堂入りを果たした人物を紹介する。
米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。
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