英Computer Weeklyは毎年IT業界で活躍する女性を表彰している。その中で殿堂入りを果たした、企業やメディアで活躍する人物を紹介する。
英Computer Weeklyは2012年から、英国のIT業界における女性の活躍を推進する一環として、目覚ましい活動をした女性を表彰するアワード「Most Influential Women in UK Technology」を実施している。本稿は、企業やメディアで活躍し、「Hall of Fame」(殿堂入り)を受賞した2人の活動を紹介する。
ジューン・アンジェリデス氏は、2011年1月〜2016年2月にシリコンバレー銀行(SVB:Silicon Valley Bank)に勤務。ベンチャーデットという金融商品に関する部門とアントレプレナーバンキング部門においてアソシエイトを務めた。同行での産休中に、子どもを持つ女性を対象にしたプログラミングスクールMums in Technologyを設立し、2017年12月までCEOを務めた。
アパレル企業Everpress、データの分析を基に人種的平等の推進に取り組むコンサルティング企業Flair Global、ヘルスケア関連のスタートアップThe Wise Collective(Judeの名称で事業展開)といった企業のボードオブザーバーを務めている。ベンチャーキャピタルSamos Investments AdvisoryとAda Partners(Ada Venturesの名称で事業展開)の投資家でもある。
以下の組織でも活躍した。
2020年、大英帝国勲章の一つMBE(Member of the Order of the British Empire)を授与された。
ケイト・ラッセル氏は1995年からITに関する記事を執筆し、同分野の専門家として知られている。TeenTechといった、IT業界で活躍する若者の育成を目的とした慈善団体とも協力し、学校や大学でのイベントで講演している。2003年から公共放送局BBC(英国放送協会)で司会を、2004年からは同局のテクノロジーとビジネスに関する情報番組「Click」のプレゼンターを務めている。
『Working the Cloud』『Elite:Mostly Harmless』『A Bookkeeper's Guide to Practical Sorcery』といった著書がある。
第14回は、企業家の観点からIT業界における女性の活躍を推進する人物を紹介する。
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