IT業界における女性の活躍を促進する取り組みとして英Computer Weeklyは表彰を実施している。表彰者の中で殿堂入りを果たした人物の、特筆すべき活動を紹介する。
英Computer Weeklyは、2012年から英国のIT業界を拠点として活躍する女性を「Most Influential Women in UK Technology」というアワードで表彰している。表彰者の中で「Hall of Fame」(殿堂入り)を受賞した女性のうち、メディアや大手IT企業で活躍する2人の女性を紹介する。
サラ・ウッド氏は動画広告サービスを運営するUnrulyを2006年に設立し、2019年5月までCEOを務めた。同社は2015年にメディア企業News Corporationに、2020年には広告企業Tremor Internationalに買収された。
ウッド氏は以下の経歴も持つ。
『Stepping up: How to accelerate your leadership potential』の著者であるウッド氏は、同書をミレニアル世代(1980年代から1990年代半ばに生まれた世代)がリーダーとしてキャリアを構築するためのハンドブックだと説明している。
2016年にはテクノロジーとイノベーションへの貢献をたたえられ、大英帝国勲章の一つOBE(Officer of the Most Excellent Order of the British Empire)を授与された。
シャロン・ムーア氏は、IBMの英国拠点で公共分野のCTO(最高技術責任者)を務め、政府がより良い成果を創出できるよう支援している。それ以前は、同社の英国拠点で旅行・運輸部門の技術支援を率いた。顧客エンゲージメントやIoT(モノのインターネット)、データ分析などの分野で運輸業界の顧客支援に注力した。
英国コンピュータ協会(BCS:British Computer Society)への関わりも持つ。IT業界団体techUKではジャスティス&エマージェンシーサービスマネジメントコミッティーのメンバーを務めた。
IT業界における女性活躍への貢献が認められ、2018年に大英帝国勲章の一つMBE(Member of the Order of the British Empire)を授与された。
第22回は、研究機関や企業からIT業界の女性の地位向上を支援する人物を紹介する。
米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。
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