PCベンダー各社が「AI PC」を披露するなどPC市場は盛り上がりつつあるが、Gartnerによれば2023年のPC市場は不調が続いた。その中でも、どのベンダーのPCが売れなかったのか。
PC市場は相変わらず厳しい状況に直面している。PC市場の“救い主”として、人工知能(AI)技術の利用に最適化した「AI PC」への期待が高まりつつある中だが、2023年のPC市場は不調が続いた。出荷状況はPCベンダーによっても違いが出た。売れなかったのはどのベンダーのPCだったのか。
調査会社Gartnerによると2023年はPC出荷台数が全世界で前年比14.8%減少し、2年連続で2桁減少を記録した。全世界のPC出荷台数は2023年が2億4180万台で、2022年の2億8400万台から大きく減少した形だ。
ベンダー別の出荷台数を見ると、シェア首位はLenovoだった。同社の出荷台数は前年比で13.5%減った。減少したのは同社だけではない。出荷台数の順位と、それぞれの減少率は以下の通りだ(全てGartner調べ)。
2023年はこうして不調が続いた状況だが、PCベンダー各社は新たな成長を目指し、AI PCの開発に注力している。エンドユーザーの指示を基にテキストや画像、音声などのデータを生成するAI技術「生成AI」の利用が広がったことも追い風になり、PCでもAI技術を処理するニーズがあると各社は判断した。
後編は、各社が提供するAI PCを具体的に紹介する。
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