ファイルやデータセンターの管理には、「XML」「YAML」といった「データシリアライズ言語」が欠かせない。XML/YAMLファイルの作成、管理に役立つツールとセキュリティ対策を解説する。
「XML」(Extensible Markup Language)や「YAML」(YAML Ain't Markup Language)といった「データシリアライズ言語」は、さまざまな形式のデータを、機械が理解できる形式に変換(シリアライズ)する。構成管理ツールでの利用をはじめ、データの自動処理や構造化といった役割を担う言語だ。XML/YAMLファイルを適切に管理しないと、企業システムのセキュリティに危険が及ぶ恐れがある。ファイルやデータセンターの完全性、機密性を守るために、XML/YAMLファイルの適切な作成、管理方法を学ぼう。
「Vim」「Emacs」のような汎用(はんよう)性のあるテキストエディタには、XML/YAMLファイルを扱うための拡張機能がある。構文解析機能や自動フォーマット機能を備えたIDE(統合開発環境)は、XML/YAMLファイルの作成、管理を支援する。エディタを選ぶ際は、XMLとYAMLに関する拡張機能の有無をチェックするとよい。「Notepad++」などのテキストエディタ、「Visual Studio Code」「Eclipse IDE」「PyCharm」などのIDEは、構文チェックや構文ハイライト、オートコンプリートといった機能を提供する。
「XMLバリデータ」は、XMLファイルを検証する機能だ。XMLバリデータを使うと、タグの開閉などの構文や構造を検証できる。テキストエディタやIDEに組み込まれているものもあれば、外部サービスとして提供されているものもある。XMLファイルのエラーはシステム障害を引き起こす恐れがあるため、早期に発見することが重要だ。
適切なセキュリティ対策をXML/YAMLファイルに施すことは、システムやデータセンターの完全性とプライバシーの確保につながる。XML/YAMLファイルのセキュリティに関する基本的な考え方を以下に挙げる。
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