Linuxには、管理を楽しくしてくれるさまざまな要素が存在する。その中から、ユーモアセンスにあふれるコマンドの使い方を幾つか紹介しよう。
OS「Linux」には、ユーモアに富む要素が複数存在する。例えば、Linuxには以下の楽しいコマンドがある。
これらのコマンドをLinuxで使えるようにするには、使用しているLinuxディストリビューション(配布パッケージ)のパッケージマネジャー(Linuxソフトウェアのインストールや更新を管理するソフトウェア)を使おう。
こうしたユニークな要素の中で、筆者が特に気に入っているのが、標準アカウントを超える上位権限を付与するためのコマンド「sudo」の、ある使い方だ。
Linuxでは、管理者アカウント「root」でログインするのは避けた方がよい。rootとしてログインすると、Linuxで幅広い操作が可能になる傍ら、誤操作や故意によるリスクも伴う。OSの重要なプロセスもroot権限で動作する場合がある。
通常の作業では、rootのような高次の権限は必要ない場合がほとんどだ。大半のLinuxディストリビューションはrootを無効化するとともに、rootの代わりに特権昇格(rootなどの管理者権限と同等の権限を得ること)を推奨している。管理タスクを実行する際は一般ユーザーとしてログインし、必要に応じて「スーパーユーザー」の権限でコマンドを実行する。これを実現するには、「superuser do」すなわちsudoを使う。
sudoは、rootとしてログインせずに管理者コマンドを実行できるようにし、誤操作によるOSへの深刻な影響を回避する手段だと言える。企業の運用ポリシーに応じて、OSにきめ細かいアクセス制御を適用することも可能だ。
sudoの「insults」オプションを使うと、パスワードを間違えて入力した際のデフォルトメッセージを、より面白いものに変えることができる。
次回は、insultsの具体的な使い方を解説する。
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