セイコーフューチャークリエーションが「ノーコード」導入 選定の決め手は?“あのライセンス体系”を評価して「JUST.DB」を選定

システム開発の迅速化を目的に、「ノーコード」ツールとしてジャストシステムの「JUST.DB」を導入したセイコーフューチャークリエーション。選定の決め手となったのは何だったのか。

2025年01月17日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 セイコーグループ全体向けの生産技術開発といった研究開発事業を担うセイコーフューチャークリエーション(千葉県松戸市)が、コーディングを必要としない「ノーコード」の手法によるシステム開発を進めている。ノーコードを具現化する手段として、ジャストシステムの「JUST.DB」を導入。システム開発の迅速化といった成果が既に生まれているという。

「JUST.DB」を選んだ決め手は“あのライセンス体系”

 グループにおける研究開発事業の再編を経て、2022年に誕生したセイコーフューチャークリエーション(前身のセイコーアイ・テクノリサーチは1986年設立)。システム開発体制の構築が遅れ、システムに自社のニーズを即座に反映できずにいた同社は、打開策として手軽かつ迅速なシステム開発を可能にするノーコードツールの導入を決断した。4社のノーコードツールを比較検討した結果、選定したのがJUST.DBだ。

 JUST.DBは、ノーコードによるデータベースアプリケーション開発を可能にするクラウドサービスだ。JUST.DBを選定した主な理由としてセイコーフューチャークリエーションは、エンドユーザー数の増減による料金変動を抑制できる「同時ログインライセンス」(同時にログインするエンドユーザー数で料金が決まるライセンス)の採用を挙げる。追加料金なしで使える機能が充実していることも、JUST.DBの選定を後押しした。

 セイコーフューチャークリエーションは2024年3月にJUST.DBの実運用を開始。既に同社では9部門の約200人がJUST.DBを活用し、承認申請のワークフローや議事録管理などのシステムを開発している。必要なシステムをタイムリーに開発できるようになった結果、紙ベースの煩雑なやりとりを解消するといった副次的な効果も出ているという。

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