2006年12月06日 00時00分 公開
特集/連載

スポンサー付きブログの持つリスクと課題IT変革力【第28回】

企業が謝礼や商品を提供する代わりに、一般の消費者にブログに書いてもらうという「スポンサー付きブログ」が、マーケティングの中でも増えてきています。しかし、この新しいIT活用型マーケティングも、企業内部統制の視点から見ると問題が見えてきます。果たしてその問題、そしてそこから派生するリスクとは何でしょうか。

[TechTarget]

 最近、企業が謝礼や商品を提供し、一般の消費者がブログを書く「スポンサー付きブログ」がはやっています。このIT活用型マーケティングの現象は、日本だけではなく米国でも頻繁に見られます。消費者個人のブログが一種の代理店の役割をする、アフィリエイトプログラムに関連したブログに見られるように、「スポンサー付きブログ」は一般に悪いわけではありません。しかしともすれば、ステルスマーケティングとかアンダーグラウンドマーケティングと呼ばれている新手のマーケティングの一種と考えられています。そして、企業内部統制の基本であるCOSOフレームワークの視点から見れば、いくつかの問題があります。また、Web2.0と呼ばれる新たなネット環境の下では、顧客の大きな反発を招いてしまうリスクがあります。今回はこれを論じましょう。

スポンサー付きブログとは何か

 2006年11月3日のNHK「ニュースウォッチ9」でスポンサー付きブログの現状が放映されました。筆者も後でYouTube上に投稿されていた番組ビデオを見ましたが、この番組ではミスキャンパスとしてブログを書いている多数の女子大生が登場しました。そして企業から食事や商品、サービスの供与、謝礼をもらっている場面が流されました。その結果、「企業から金をもらって提灯記事を書いているブロガー」という非難が集中し、番組に登場した女子大生のブログが大炎上したという事件が起こりました。

▼参照:「NHKに取り上げられた 女子大生のブログ炎上」

 企業から依頼されて消費者が書くブログは、「スポンサー付きブログ」と呼ばれています。米国でも日本でも「スポンサー付きブログ」は流行の兆しを見せています。そして、日本企業を含む多くの有名企業が「スポンサー付きブログ」を試み始めています。しかし、上述した「女子大生ブログの炎上」のように消費者からはいろいろな批判もあります。

スポンサー付きブログの何が問題か

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