別々に構築していた店舗とECサイトの販売管理システムのデータを統合。「Sybase IQ」の導入で明細データ分析時間を短縮し、効果的なサービス提供のための意思決定の迅速化を実現した。
サイベースは8月19日、HMVジャパンが情報系分析用高速クエリエンジン「Sybase IQ」を採用したことを発表した。
HMVジャパンは、それまで個別に構築していた店舗とECサイトの販売管理システムのデータを統合し、明細データの横断分析による効果的な販売戦略立案を行うためのデータウェアハウス(DWH)システムを2007年に構築。このシステム内での明細DWHとしてSybase IQ採用した。
従来システムでは、販売管理を行う基幹系システムのデータをリポートの目的別にあらかじめ集計し、そのデータを汎用データベースを使ったDWHに格納していた。だが、ユーザーからは「さまざまな切り口で顧客分析やセグメント分析を行うために、明細データを自由に分析したい」という要望が挙がっていた。そこでHMVジャパンはSybase IQを検索専用データベースとして導入し、そこから明細データを分析できる仕組みを構築。ECサイトのリコメンデーションシステムとして利用している。
導入効果については、明細データの抽出スピードやデータ分析時間の短縮、短期間でのマーケティング施策の効果検証によるコスト削減および効果的な顧客サービスが可能になった点を挙げている。
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