2008年08月21日 07時30分 公開
特集/連載

WiMAXとは何か──期待できる性能平均スループットは?

性能を測る指標と性能に影響する諸要素について解説。現在のモバイルWiMAXの性能の測定値を紹介する。

[Paul DeBeasi,TechTarget]

 WiMAXについて解説する連載(第1回は「WiMAXとは何か――技術概要とアプリケーション」)の第2回目は、WiMAXの性能にスポットを当てる。

性能を測る指標

 まず「性能」とは何かを定義しなければならない。性能には多数の要素がある。ユーザーにとって最も分かりやすいのはメガビット毎秒(Mbps)で示される上り/下り速度だろう。下り速度はWeb閲覧の快適さを左右するため、従来はユーザーが最も気にする指標だった。しかしP2Pネットワーキングの台頭と、動画や画像といったユーザー作成コンテンツをアップロードする需要の高まりにより、上り速度の高速化も求められるようになっている。

性能に影響する要素

 次に、ピーク性能と平均性能の違いも知っておく必要がある。ピーク性能は、そのテクノロジーが理想的な環境で達成し得る最高の性能だ。ピーク性能は普段、大々的に宣伝されるが、ユーザーがそのような高いレベルの性能を体感することはまずない。実際のモバイルサービスでユーザーが体感するのは普通、平均性能だ。平均性能はカバー範囲全体の中で差が出ることもあり、次のような多数の要素に影響される。

チャンネル帯域幅

 ほとんどの携帯電話システムは、さまざまな帯域に対応した設計になっている。例えば10MHzのチャンネルは、5MHzのチャンネルの2倍の帯域幅を提供する。チャンネル帯域幅が増えるほど、そのチャンネル経由で毎秒伝送できるデータ量が増える。

バックホール容量

 多くの基地局(ベースステーション)は、受信した無線トラフィックをネットワークのコアに転送できるだけの伝送容量を持っていない。このため、個々のユーザーの性能レベルが制限される。

MIMO

関連ホワイトペーパー

WiMAX | 無線LAN | IEEE


ITmedia マーケティング新着記事

news118.jpg

コロナ禍のマーケティング活動 今後注力する取り組みの最多は「SNS活用/SNS広告」――AMN調査
新型コロナウイルス感染拡大がマーケティング活動へ及ぼした影響について、約160社に調査...

news057.jpg

パナソニックが実践するCDP活用 コモディティ化した家電を「買ってもらうための訴求」とは
CDP(Customer Data Platform)を活用した広告運用、Webサイト最適化、そして顧客理解の...

news089.jpg

マーケティング担当者に聞いた動画活用に関する意識調査――GMOプレイアドとGMOリサーチ
動画広告への期待度と課題について、企業のマーケティング担当者に聞いています。【訂正】