電算、ISP回線容量の増強にジュニパー製スイッチの仮想シャーシ機構を活用NEWS

インターネットサービス「avis」の通信回線の高速化・アクセスポイントの充実を含め、今後の可用性を考慮しジュニパーネットワークスのギガビットスイッチ「EX4200」を導入した。

2008年08月22日 18時53分 公開
[TechTargetジャパン]

 日商エレクトロニクスは8月22日、長野県に拠点を置く総合情報サービス企業の電算がジュニパーネットワークスの企業向けイーサネットスイッチ「EX4200」を導入したことを発表した。

 EX4200は、1RUサイズで ギガビットイーサネットポートを24または48個搭載するL3スイッチ。複数台のスイッチを接続し、仮想的に1台の高密度スイッチとしてシャーシ型と同等のパフォーマンスを出すジュニパー独自の「バーチャルシャーシ」技術を搭載するのが特徴。

 電算は1995年5月にインターネットサービス「avis」を提供開始。以来、同社の基幹事業として、IPv6サービスなど信越地域に根ざしたインターネットサービスを展開している。今回、avisの通信回線の高速化やアクセスポイントの充実を含め、今後の事業拡大に備えてEX4200を導入した。

 電算は、ジュニパーのハイエンドルータにも搭載されるEX4200のモジュラー型ネットワークOS「JUNOS」による安定性ならびにバーチャルシャーシによる高可用性を選択ポイントとして挙げている。特にバーチャルシャーシについては、128Gbpsのバックプレーン経由で同機種を最大10台まで相互接続して導入後のトラフィックの増大に対応できる点や、それらを1台のデバイスとして管理できる点、段階的に拡張することで初期投資を大幅に抑制できる点を評価した。

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