日本IBMら3社、大規模・分散開発環境でのアジャイル開発推進を目指し協業NEWS

従来は小規模開発向けとされるアジャイル開発の大規模・分散環境での適用を目指し、製品を連携したソリューションの提供やコンサルティング、セミナーなどを実施。

2008年12月08日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)、SRA、チェンジビジョンの3社は12月5日、アジャイル開発の適用推進に向けて協業すると発表した。ソフトウェア開発を支援する各社の製品を組み合せて提供し、その導入支援を行う。また、アジャイル開発の有効性を紹介する共同セミナーを実施。従来は小規模開発向けとされるアジャイル開発を大規模・分散環境でのシステム開発でも適用できるように支援する。

 今回の協業では、SRAの「アジャイル開発プロセス可視化」ソリューション、日本IBMとチェンジビジョンの製品を組み合せた「プロジェクトコラボレーション・ソリューション」の販売やコンサルティングなどを実施する。

 プロジェクトコラボレーション・ソリューションは、日本IBMの協調型プロジェクト管理製品「Rational Team Concert」(RTC)と、RTC上で稼働し、開発チーム内のタスク共有を支援するチェンジビジョンのGUI製品「TRICHORD for RTC」を組み合せたもの。開発チーム内のコラボレーションを促進させ、密なコミュニケーションを取りながら短期間でのソフトウェア開発を実現するアジャイル開発手法を、大規模・分散環境での導入や活用を支援するという。

 また3社は、ビジネス推進の観点からみたシステム開発の在り方やアジャイル開発の有効性・必要性について共同セミナーを定期的に開催するほか、関連イベントやWebサイトなどによって情報配信を行う。3社合わせて20人の専任部隊で協業活動を開始し、今後販路拡大に合せて適宜増員する予定。

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