スマートフォンやタブレット端末の紛失・盗難対策に加え、セキュアリモートアクセス、二要素認証などのセキュリティ機能や端末の一元管理機能などを提供する。
NTTPCコミュニケーションズは7月20日、法人向けに提供するモバイル端末ソリューション「Master’sONE タブレットモバイルソリューション」を発表。同日より提供を開始した。
Master’sONE タブレットモバイルソリューションは、社内ネットワークへのセキュアな接続を実現する「Master’sONE セキュアリモートアクセスプロトコルフリー接続サービス」や「Master’sONE セキュアモバイル定額通信サービス」を基本とするソリューション。iOS、Android 2.2以降搭載のモバイル端末向けに、暗号化、ワンタイムパスワード機能、カスタマーコントロール機能、モバイル端末あんしんサービス(盗難・破損対策)の機能を提供する。
9月1日以降、オプションとして「スマートデバイス管理機能」「シンクライアントサーバ機能」「機体認証機能」の3機能を追加する。これらの各機能を組み合わせることで企業は、スマートフォンやタブレット端末などを企業導入する際に障壁となる紛失・盗難対策や端末認証など、さまざまなセキュリティ課題を解決できるという。
スマートデバイス管理機能は、紛失・盗難時に役立つ機能だ。リモートロック・ワイプ、パスコード削除の他、管理者の運用負荷を軽減するため、アプリケーション制限やネットワーク設定(制限)など、遠隔操作で端末内の利用制限やステータス確認ができる。導入設定時に、複数の端末にセキュリティポリシーを一斉準拠させることも可能だ。提供開始は9月1日。価格は1ID当たり、月額315円。
シンクライアントサーバ機能は、タブレット端末からPCのWindowsアプリケーションを利用可能にしたり、自席PCとのファイル同期を実現する機能だ。端末にデータを保存しないため、在宅勤務時などの情報漏えい対策として有効だとしている。提供開始は9月1日、価格は1ID当たり月額1800円(100ID以上で利用の場合)。
機体認証機能は、管理者が認定した正規の端末のみを情報システムにアクセス可能とする機能だ。Master’sONE タブレットモバイルソリューションの標準機能であるワンタイムパスワード機能と組み合わせれば、二要素認証を実現する。提供は2011年秋以降を予定している。価格は未定。
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