アドビ、FlashベースのSaaS型Web会議サービス「Adobe Connect Managed Services」NEWS

オンプレミス、ホステッド型に加えて、AWS EC2を利用したSaaS型をラインアップ。在宅勤務導入などでニーズ拡大が期待されるWeb会議市場に投入する。

2011年08月04日 18時44分 公開
[TechTargetジャパン]

 アドビ システムズは8月4日、提供するWeb会議製品「Adobe Connect」の新ラインアップとして、SaaS型の「Adobe Connect Managed Services」を発表した。

 Adobe Connectは、Web会議の機能に加え、eラーニング、Webセミナーなどのコラボレーション機能を利用できる製品。Adobe Flash PlayerをインストールしているPCやモバイル端末であれば、インターネット接続でどこからでも利用できる。特徴はダッシュボードタイプのユーザーインタフェースを採用している点で、Webカメラの映像や共有ファイル、チャットコーナーなどの各モジュールをユーザーが任意で操作・拡張可能だ。標準で用意しているモジュール(同社では“ポッド”と呼ぶ)は9つだが、APIを公開していることから、ユーザー側で自社用の独自モジュールを開発した事例などもあるという。

画像画像画像 Web会議機能の使用例。会議の主催者がインタフェースを自由にカスタマイズできる

 アドビは同製品でこれまではオンプレミス(ライセンス形態のソフトウェア)とホスティングという2種類の提供方法を取っていた。SaaS型は、既存のシステム環境と統合できるオンプレミスと、インフラ不要で管理不可の少ないホスティングが持つ両方のメリットを組み合わせる。SaaSのインフラには、Amazon EC2を採用した。

 国内のWeb会議市場は、2010年度の出荷実績額64億円のうち約67%に当たる43億円をSaaS型が占める(関連記事:国内Web会議市場はSaaSが高成長、今後は在宅勤務ニーズがけん引か)。今回SaaS型をラインアップしたことで同社は「Web会議市場全体のシェア向上とともにAdobe Connectの売り上げ向上を狙う」(代表取締役社長 クレイグ・ティーゲル氏)としている。東日本大震災後のBCP(事業継続計画)見直しなどを受けて、在宅勤務などの新たなワークスタイルに注目が集まっている。その際に社員間のコミュニケーションを支えるツールの1つとして、Web会議は選択肢の1つとなりそうだ。

 価格は、Web会議、eラーニングなど利用する機能数に応じて変動する。参考として、10ユーザーのWeb会議利用で年間175万5000円から。販売と技術サポートは代理店のサムライズが担当する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

隴�スー騾ケツ€郢晏ク厥。郢ァ�、郢晏現�ス郢晢スシ郢昜サ」�ス

事例 キヤノンマーケティングジャパン株式会社

受領書のデータ化で課題を解消、福岡運輸に見る“紙”からの脱却がもたらす効果

受領書管理を紙ベースで行っていたことで、問い合わせ対応の遅滞や業務負荷の高さが課題となっていた福岡運輸。同社は、受領書をデータ化し、配送情報と自動照合できる仕組みを構築して課題を一掃した。同社の取り組みを紹介する。

事例 株式会社イージフ

コラボツールだらけの今、「ドキュメント管理」に求められる機能とは?

情報の量と種類が急増する今、社内の各種ツールに散在する情報を単一の保存先で管理することはますます難しくなった。こうした情報を部門を超えて連携させて、効率的に活用するには、どうすればよいのか。4社の事例を基に、解決策を探る。

製品資料 NTTドコモビジネス株式会社

製造、建設、小売・流通、広告、商社における「クラウドストレージ」活用事例

企業における情報共有は社外へと拡大しており、各業界では多様な対応が求められている。製造、小売、商社など5つの業界における情報共有のニーズを整理し、先進のクラウドストレージがこれらにどう応えるのか、具体的な活用例を紹介する。

事例 Tebiki株式会社

製造現場の従業員教育を改善、作成・管理も簡単な動画マニュアルとは?

製造企業は、生産性を向上させつつ、安全で高品質な製品を作り出していかなければならない。ただし、このミッションを円滑に進めていくためには、現場における「教育」の課題を徹底的に解消する必要がある。

製品資料 Nishika株式会社

情報漏えいのリスクを排除しつつ、議事録作成の効率を上げる方法とは?

議事録作成は手間のかかる作業だ。最近はその作業を効率化するツールも出ているが、セキュリティポリシーの関係で内部の情報を外に出せない公的機関や民間企業も多い。情報漏えいリスクを排除しながら議事録作成の効率を上げる方法を探る。

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

アドビ、FlashベースのSaaS型Web会議サービス「Adobe Connect Managed Services」:NEWS - TechTargetジャパン 情報系システム 隴�スー騾ケツ€髫ェ蛟�スコ�ス

TechTarget郢ァ�ク郢晢ス」郢昜サ」ホヲ 隴�スー騾ケツ€髫ェ蛟�スコ�ス

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...