仮想マシンの起動やシャットダウン、VMware vMotionの使用など、VMwareの基本的な機能を制御するiPadアプリを紹介する。
企業のiPad導入は拡大の一途をたどり、モバイルワーカー以外もiPadを利用するようになっている。実際、VMware管理者にとって便利なiPadアプリも多数提供されている。
多くのITベンダーがiPadの可能性を認め、従来のハードウェアやソフトウェア製品を管理できるiPadアプリの開発に取り組んでいる。例えば、米Xsigo Systemsは、同社のXMSサーバを介して仮想I/Oを管理する「Xsigo XMS」という非常に便利なアプリケーションを提供している。また、米Cisco Systemsの「Unified Computing System」を管理できる「SiMU Pro」というiPadアプリもある。
さらに、「VMware vSphere Client」(関連記事:VMware vSphere 4の価値を最大化する管理ツール「vSphere Client/vCenter Server」)や「Secure Shell(SSH)」など、従来のVMware管理ツールキットを補完するiPadアプリも幾つか提供されている。適切なiPadアプリを利用すれば、従来のデスクトップPCやノートPCで成し得なかったレベルの柔軟なVMware管理を実現できる時代になった。
前編で紹介するVMwareのインフラストラクチャ管理用iPadアプリを使えば、仮想マシンの起動とシャットダウンやVMware vMotionの使用など、基本的な機能を制御できる。
以下のiPadアプリは、VMware vSphere ClientとVMware vSphereサービスコンソールの一部の機能を実現しているが、完全な代替アプリではない。しかし、これらを使用することで、VMware管理者はフルスケールのコンピュータがなくても、主要な仮想化関連作業を実行できる。
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