【市場動向】「OpenFlow=SDN」ではない? ベンダー各社のSDN戦略OpenFlowに本気な国産、様子見の外資

ネットワークベンダーは、SDNにどう取り組んでいるのか。現状を見ると、有力技術とされるOpenFlowを推進するベンダーばかりではない。SDNに対する各社の姿勢を整理する。

2012年09月27日 08時00分 公開
[鳥越武史,TechTargetジャパン]

 Software Defined Network(SDN)に対するネットワークベンダーの取り組みが活発化している。SDNの要素技術として「OpenFlow」が有力視されてはいるが、業界全体がOpenFlow一辺倒になっているわけではない。各ベンダーの思惑の違いが、SDNへの姿勢に変化を生じさせている。

 ベンダーのSDN戦略はどう違うのか。それぞれの戦略がユーザー企業にもたらす利点や課題は何か。ガートナー ジャパンでネットワーク分野のリサーチ ディレクターを務める池田武史氏に聞いた。

SDNベンダー間の動き

 現在、さまざまなベンダーがSDN関連の製品戦略を発表したり、具体的な製品の市場投入を図っている。池田氏は、こうした動きを見据えつつ、各ベンダーのSDNに対する姿勢を分類すると、「OpenFlow推進派」「VXLAN推進派」「SDN様子見派」の3つになると指摘する(図)。以下、それぞれについて見ていこう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news190.jpg

YouTube広告の実店舗売り上げへの貢献を計測 インテージが「Sales Impact Scope」を提供開始
インテージがYouTube出稿による小売店販売への広告効果を計測するサービスを提供開始した...

news160.jpg

2025年のデジタル広告業界の展望 日本のマーケターの優先メディアと課題は?
IASは、2025年におけるデジタル広告業界の主要なトレンドについて掘り下げたレポート「Th...

news026.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年1月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。