次の本命「フラッシュストレージ」、その寿命を延ばす技術とは「SSD」がさらに進化

SSD(Solid State Drive)が、コンシューマレベルのフラッシュドライブから、企業のデータセンターで使える高機能なフラッシュベースのストレージアレイに進化してきている。

2014年02月14日 08時00分 公開
[Stephen J. Bigelow,TechTarget]

 フラッシュストレージは非揮発性のソリッドステートメモリであり、サーバからは従来のブロックベースあるいはファイルベースのストレージ装置のように見える。「フラッシュ」とは、シンプルなUSBメモリ、サーバに組み込まれたSSD(ソリッドステートドライブ)、さらには「IBM FlashSystem 810」のようなアレイ型エンタープライズストレージシステムなどのデバイスを総称する用語だ。そのインタフェース、書き込みサイクル回数などの指標、その他の機能はデバイスによって異なる。

 企業ユーザーは、フラッシュストレージとワークロードを適切に対応させなければならない。フラッシュストレージの消費電力はHDDの約20%で、読み書き速度はHDDの約100倍だ。これは、データベースのように読み出しが激しいワークロードにとっては明らかな利点だ。だがフラッシュメモリの書き込み速度は遅く、書き込みサイクルの限界に達すると不安定になるため、書き込みが頻繁に行われるアプリケーションの場合はレイテンシが増大する恐れがある。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...