“iPad嫌い”の先生を生む「2つの誤解」とは?登壇者が質問者、「反転セミナー」リポート【後編】

新しい時代の教育を考えるための参加型イベント「反転セミナー」。後編では、教育IT分野に関するプレゼンターの質問にゲストが答える、イベント第2部の様子を紹介する。

2014年04月30日 08時00分 公開
[神谷加代]

 前編「学校IT化だけではだめ? “受け身型生徒”をやる気にするには」では、2014年2月に開催された新しい時代の教育を考えるための参加型イベント「第1回反転セミナー プレゼンターは相談者」の第1部の内容を紹介した。第1部では、会場の参加者から集めた教育ITに関する質問に対して、ゲストと参加者が活発に意見を寄せていた。

 続く第2部は、イベントの事務局が事前に選んだプレゼンターの質問にゲストが答える形で進行した。プレゼンターとして選ばれたのは、いずれも学校現場でIT活用を進める中心的な立場に就く教員たちだ。議論からは、現場が今まさに抱える課題が浮かび上がってきた。

 ゲストは第1部と同様、広尾学園中学校・高等学校の金子 暁教諭、千葉県立袖ヶ浦高等学校 情報コミュニケーション科の永野 直教諭、葵(インターネット学習塾「アオイゼミ」運営)代表取締役の石井貴基氏。主催者側であるデジタルハリウッド大学大学院の佐藤昌宏教授も交え、多くの有益な意見や議論が飛び交った(写真1)。

写真 写真1 参加者と活発に議論を交わしたゲスト(左から葵の石井氏、広尾学園の金子教諭、袖ヶ浦高校の永野教諭)とデジタルハリウッド大学大学院の佐藤教授

質問1:ITが不得手な教員をどう巻き込むか?

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