SDNやネットワーク仮想化などネットワーク業界は大きな技術変革のさなかにある。多くのエンジニアはこれからのネットワークインフラをどうすべきか戸惑いを見せている。本稿では、ネットワーク業界の現状を考察する。
SDN(Software Defined Network)やネットワーク仮想化が盛んにもてはやされているが、ネットワークエンジニアにとって最大の関心事は、物理スイッチングインフラだ。
だが、SDNや仮想オーバーレイネットワークは、IT部門の市場における選択を難しくしている。多くのCIO(最高情報責任者)は以前から、適切な購入決定を行うための指針として、調査会社、米Gartnerの「Magic Quadrant」(マジッククアドラント)を参考にしてきた。GartnerがMagic Quadrantで「リーダー」に位置付けたベンダーを選べば、間違いないというわけだ。ところが、データセンターネットワークに関しては、こうした確実な選択肢は見つからない。データセンターネットワーキングのMagic Quadrantでは2年連続で、「リーダー」に位置付けられている企業がないからだ。出荷ポート数が業界最大の米Cisco Systemsにもそのお墨付きは出ていない。このことは、この業界が過渡期にあり、ネットワークエンジニアには慎重なかじ取りが求められることを示している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
VPN(仮想プライベートネットワーク)は、セキュリティの観点から見ると、もはや「安全なツール」とは言い切れない。VPNが抱えるリスクと、その代替として注目されるリモートアクセス技術について解説する。
インターネットVPNサービスの市場規模は増加傾向にあるが、パフォーマンスやセキュリティなどの課題が顕在化している。VPNの利用状況などのデータを基にこれらの課題を考察し、次世代インターネットVPNサービスの利点と可能性を探る。
企業だけではなく自治体でもクラウド活用が進んでいる昨今。中でも業務利用が多いMicrosoft 365には、Microsoft Teamsなど高速かつ安定した回線を必要とするサービスがある。それらを快適に利用するにはどうすればよいのか。
分散環境におけるアプリケーションのパフォーマンスを高めることは多くの企業で課題となっているが、従来のSD-WANによるアプリケーションの識別/回線振り分けは、運用負荷の高さが課題だった。これを解決する、次世代のアプローチとは?
代表的なセキュリティツールとして活用されてきたファイアウォールとVPNだが、今では、サイバー攻撃の被害を拡大させる要因となってしまった。その4つの理由を解説するとともに、現状のセキュリティ課題を一掃する方法を解説する。
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...