それでも使う? 「ビットコイン」の安全性確保はかなり大変企業は否が応でも対応が必要になるかも

現時点では、企業にとってビットコインのセキュリティを考える必要はないかもしれない。だが、将来はどうだろうか。本稿では暗号通貨の安全を確保する方法を紹介する。

2014年10月06日 15時00分 公開
[Michael Cobb,TechTarget]

関連キーワード

Apple | OS | 暗号化


 早急に企業の決済システムをアップグレードしてビットコインに対応する必要はない。だが、ビットコインの使用について調査する価値はある。インターネットへの依存度が高い企業やデジタル製品/サービス(オンラインゲームやサブスクリプションサービスなど)を販売している企業にとっては、特にそうだろう。

 暗号通貨は普及が予想される。中国など一部の国では、暗号通貨の使用が禁止されている。だが、米国をはじめとする多くの国では暗号通貨に対して楽観的な見方をしている。実際、一部の大企業の製品やサービスでは、支払いにビットコインが使用できるようになっている。米Overstock.com、米Zynga、米Virgin Galactic、米Tesla Motorsなどがその一例だ。販売業者がビットコインを採用するメリットは、一般的にビットコインの取引手数料がクレジットカードよりも2〜3%安いことだ。一方、ビットコインで支払う顧客にとって最大のメリットは、個人情報の盗難に遭う可能性があるデータを残す必要がないことだ。

ビットコイン盗難ウイルスが急増

ITmedia マーケティング新着記事

news099.jpg

CMOはつらいよ マッキンゼー調査で浮かび上がるAI時代の厳しめな業務実態
生成AI、研究開発、価格戦略……。慢性的なリソース不足の中でマーケターの業務範囲はま...

news017.jpg

「リンクレピュテーション」とは? SEO対策や注意点もわかりやすく解説
「リンクレピュテーションって何のこと?」「なぜ重要?」「リンクレピュテーションを意...

news213.jpg

MAツール「MoEngage」 DearOneが日本語版UI提供へ
NTTドコモの子会社であるDearOneは、AI搭載のMAツール「MoEngage」の日本語版を2025年1月...