特集:IoT時代のセキュリティリスクに備える

次の注目市場「IoT PaaS」とは? ウオッチすべき4社の名前新規参入相次ぐ

「モノのインターネット」(IoT)がその潜在能力を発揮するには、クラウドプラットフォームの構成要素が整っていることが条件となる。IoT PaaS市場に最近参入したベンダー4社から、IoTの活性化に役立つ選択肢を探る。

2015年04月19日 09時00分 公開
[Valerie SilverthorneTechTarget]

 「モノのインターネット」(IoT)の世界では、あらゆるものが相互につながることが期待されている。だが、それを実現するには、モノとモノとの接続を強化する堅牢なクラウドプラットフォームが必要だ。

 現在、市場では新興企業が続々と誕生し、IoT向けPaaS(IoT PaaS)を提供している。一方、IoT市場には「なくてはならないもの」が多いことも事実だ。これについて、米GigaOmのアナリストであるアダム・レッサー氏が報告書「IoT platforms:An emerging market」(新興市場であるIoTプラットフォーム)で警鐘を鳴らしている。IoT PaaS事業者は、大量で複雑な要件を満たさなければならない。具体的には、ハードウェアのフォームファクタ、セキュリティ、拡張性、分析、費用、エンドツーエンドの製品提供などがある。だが、IoT市場で出回っている多くのPaaS製品では、こうした機能のごく一部を提供しているにすぎない。

 製品の理解を深めるために、比較的に早くからIoT PaaS市場に参入している新興のベンダー4社を見てみよう。各社はそれぞれのやり方で、IoTの課題に対応している。

Ayla Networks:幅広い条件に対応できるPaaSを提供

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news083.jpg

FacebookやXなど主要SNSで進む「外部リンク制限」の実態 唯一の例外は?
ソーシャルメディアはかつてWebサイトへの重要な流入経路であった。しかし、最近は各プラ...

news079.jpg

生成AIとAR/VRで失った個性を取り戻す――2025年のSNS大予測(Instagram編)
万能だが特徴のはっきりしない「何でも屋」と化したInstagram。2025年の進化の方向性を予...

news128.jpg

「AIネイティブ世代」の誕生 10代のAI活用度合いは?
博報堂DYホールディングスのHuman-Centered AI Instituteは、AIに対する現状の生活者意識...