教育機関の関心は「iPad」などのタブレットから「Chromebook」へ移行? 2015年上半期に公開した、教育IT関連の記事ランキングを紹介します。
期間中(2015年1月〜6月)に掲載した記事について、同期間中のページビュー上位10記事をピックアップしました。ページビューの計測対象は、TechTargetジャパンの主要読者であるユーザー企業/組織の読者です(ベンダーをはじめとするIT系業種や無職、学生の読者のページビューは除外しています)。
TechTargetジャパンの専門メディア「教育IT」では2015年上半期も、教育機関に役立つIT製品や導入事例を幅広く紹介してきました。期間中に最も読者の関心を集めたのは、米Googleの「Chrome OS」を搭載するノートPC、「Chromebook」関連の記事でした。1位、4位、7位をChromebook関連記事が占め、学校用端末としてのChromebookの可能性を探ろうとする動きが活発化している様子が伺える結果となりました。
閲覧数トップとなった「広尾学園・医進コースが『iPad』から『Chromebook』へ切り替えた理由」では、先駆的なIT活用校として知られる広尾学園 中学校・高等学校の医進・サイエンスコースによるChromebook導入事例を紹介。2011年度に米Appleのタブレット「iPad」を導入した同コースが2014年度に、標準端末をiPadからChromebookへ切り替えた理由とは何か。同コースのマネージャー、木村健太教諭の話を基に説明しています。
広尾学園をはじめ、教育機関がChromebookに注目する理由とは何か。その理由を探るには、Chromebookの特徴を整理するのが近道です。4位の「『Chromebook』が学校の“一押しノートPC”になれる4つの根拠」は、グーグルの国内教育事業を統括する菊池裕史氏の話を基に、教育機関がChromebookを導入するメリットと課題、その解決策をまとめています。
基本的にはデータを端末に残さないChromebookの特徴を生かし、シンクライアントシステムの代替としてChromebookが活用できると指摘するのが、7位の「Chromebookが救世主に? 『シンクライアントは高すぎる』という学校への代替策」です。利用可能なアプリケーションが限られるといった課題はあるものの、さまざまなメリットや用途が考えられるChromebook。導入に踏み切る教育機関は増えるのか。今後に注目です。
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