ハイエンド2-in-1デバイス
「Surface Book」の価格に納得できない人たち
Microsoftの「Surface Book」はハイエンドの2-in-1デバイスで、それに見合う価格設定だ。企業の購買担当者は、もっと安い価格で適切なデバイスを見つけた方がいいのだろうか?
Microsoftの「Surface Book」は強力な2-in-1デバイスだ。ディスプレイと構造について、Surface Bookの右に出るものはないだろう。
Surface Bookは、13.5インチの「Surface Pro 4」タブレットに、着脱可能なフルキーボードを備えたデバイスだと考えることができる。また、多くのモデルは、追加のバッテリーと米NVIDIAの「NVIDIA GeForce」を専用のGPUとして搭載している。この仕様により、Surface Bookは、4K動画や3Dモデリングだけでなく、ゲームにも最適なデバイスとなっている。着脱可能なディスプレイにキーボードを取り付ける精巧なヒンジは、Surface Bookの決定的な特徴といえるだろう。そして、この特徴が今後リリースされる2-in-1デバイスの水準を引き上げている。
驚きの価格
Intelの第6世代の「Intel Core i5」、8GBのRAM、128GBのストレージを搭載している最安モデルの価格は、1499ドルだ(国内Microsoftストアの価格は20万4800円《税別、以下同じ》)。GPU搭載モデルの価格は、最安モデルより400ドル強高く、256GBのSSDも搭載している。最上位モデルは、「Core i7」プロセッサ、16GBのRAM、専用のGPUと1TBのSSDを搭載しており、価格は驚きの3199ドルとなっている(国内では512GBモデルが最上位。価格は34万4800円)。
Surface Bookは、「Microsoft PixelSense」プラットフォームベースの13.5インチディスプレイを搭載している。PixelSenseは、マルチユーザーとマルチタッチ操作に対応しているテクノロジーだ。また、3000×2000の解像度により、267ppiの画面密度を実現している。若干ではあるものの、Appleの「iPad Pro」の画面密度を上回っている。本体の寸法は、約232.1(奥行き)×312.3(幅)×22.8(高さ)ミリで、重量は約1516グラムからとなっている。なお、寸法と重量はキーボード装着時のものだ。
企業で使用する場合の長所と短所
Surface Bookは高級品だが、PCであることに変わりはない。実用性をはじめとする、あらゆる要素は他のPCと同じだ。「Windows 10 Pro」を実行し、2つのUSB 3.0端子とフルサイズのSDカードリーダーを搭載している。それから、優秀な「Surface Pen」も同梱している。ディスプレイは取り外し可能で、スタンドアロンのタブレットとしても使用できる。また、キーボードの側にディスプレイを折り畳めば、厚みによって安定感のあるタブレットとして使用することも可能だ。追加のキーボードバッテリーが組み込まれているため、Surface Bookは丸1日使用できるだろう。企業のIT部門では、Surface Bookが「Windows Hello」をサポートしていることを歓迎するだろう。Windows Helloは、ユーザー認証とアクセス制御を目的とした顔認証機能だ。
ただし、大半のビジネスユーザーの日常的なタスクで専用のGPUが必要になることはないだろう。GPUを搭載していないSurface Bookは、Surface Pro 4を大型化した高額なモデルでしかない。Microsoftが全ての欠点に対処するまで、第1世代のSurface Bookの採用について企業は慎重になるのが賢明だ。大胆な仕様に気を取られなければ、企業は申し分なく機能する安価な2-in-1デバイスを見つけることができる。
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