Ocadoは、自社倉庫の課題を解決するためロボットを開発した。ネックだった制御用の通信システムも解決。これらとソフトウェアを合わせたソリューションの外販まで手掛けている。
2000年創業のオンライン食料雑貨配送企業Ocadoは、創業以来大通りに店舗を構えないことで競合企業との差別化を図ってきた。
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Ocadoは自社を「小売業を営むIT企業」と見なしている。そう語るのは、テクノロジーディレクターのポール・クラーク氏だ。
オンラインショッピングを楽しむ人が増えるにつれて、同社は倉庫システムを大きく変える頃合いだと考えるようになった。現状は、箱を倉庫のあちこちに動かしながら商品を人手で梱包(こんぽう)している。倉庫内で、この箱が非常に長い距離を移動することもよくある。全ての注文にタイムリーに対応するとなると、このシステムでは時間もスペースもすぐに足りなくなる。
効率を究極まで追求した結果、同社はこれまでの人間中心の仕分けシステムを廃止し、自動ロボットを利用する計画を立てている。この自動ロボットは、垂直に積み重ねられた密集構造を動き回る。同社はこの構造をハイブ(ミツバチの巣)と呼んでいる。
このハイブはハニカム構造になっている。ロボットはこの構造内で箱を動かし、人手で箱詰めできるように倉庫の床に下ろす。
Ocadoは、ロボットの通信方法を見直さなければならないことにすぐに気付いた。
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