ストレージ管理者にとって、Pokemon GOのブームは多くの教訓を含んでいる。サーバクラッシュや不正アクセス対策がその最たるものだ。予想外の負荷にPokemon GOの運用サーバは今どのような状況にあるのか
Pokemon GOは、次世代のクラウドアプリケーションの普及がいかに急激に進み得るかに加え、そうしたブームへの対応に落とし穴があることも示唆している。EMCのアドバンストソフトウェア部門プロダクトマーケティングディレクターを務めるバラン・チャブラ氏は次のように語っている。
「ユーザーが現在使っているアプリケーションの中で、位置情報を利用しているものは既にたくさんある。Pokemon GOで興味深いのは、現在位置を追跡し、そのデータを利用するこのアプリが、極めて大規模に使われていることだ。これだけの規模で使われると、位置データの取得と利用は特に困難になる。数千万人がこのゲームで遊んでいて、プレイヤー数はなお増えている」(チャブラ氏)
Pokemon GO開発元のNianticは、膨大なユーザーを魅了しているこのゲームのバックエンドやストレージインフラを公表していないが、同社が位置ベースアプリケーションの運用に精通しているのは明らかだと、チャブラ氏は指摘する。その一方で、同社はサーバクラッシュに悩まされ(Pokemon GOの日本での配信開始が遅れる原因としてNianticのCEOがコメントしている)、セキュリティ問題でも苦労している。このことは、Pokemon GOがNianticのインフラでは追い付けないほど急速に普及していることを示している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
HDDの容量が30TB超になると同時に、ストレージ技術はさまざまな進化を続けている。そうした中でもインタフェースに「SATA」(Serial ATA)を採用したHDDが変わらずに使われ続けている。なぜなのか。
カラオケ業界が直面するデータ増に対応すべく多くのストレージを試し続けた結果、4社27台の製品のメンテナンスに悩まされていたエクシング。この問題を解消すべく、同社は大容量かつコスト削減効果に優れた、新たなストレージを導入した。
メインフレームにおけるデータソート処理は、システム効率に大きく影響する。そこで、z/OSシステムおよびIBM Zメインフレーム上で稼働する、高パフォーマンスのソート/コピー/結合ソリューションを紹介する。
ECと通販システムを統合したパッケージの開発と導入を事業の柱とするエルテックスでは、事業の成長に伴いデータの容量を拡大する必要に迫られていた。そこでストレージを刷新してコスト削減や可用性の向上などさまざまな成果を得たという。
長年にわたり強力かつ安全な基盤であり続けてきたメインフレームシステム。しかし今では、クラウド戦略におけるボトルネックとなりつつある。ボトルネックの解消に向け、メインフレームを段階的にモダナイズするアプローチを解説する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...