IBMとGoogle、Facebookも参入
チャットボット開発に専門知識はもう不要? 誰でも使える「機械学習」が充実へ(1/2 ページ)
IBMとGoogleが提供する新しい機械学習ツールにより、テキストや音声ベースのアプリケーションを素早く開発できるようになる。市場における競争はさらに活発になるだろう。
幾つかの大手テクノロジー企業では、テキストや音声を解析できる高性能な機械学習アルゴリズムを顧客に提供する見込みだ。これは、既に白熱していると考えられる同市場で、さらに苛烈な競争が行われる兆候でもある。
チャットボット開発が手軽になる2つのツール
最終的に、企業は音声とテキストの分析機能を備えた高度な機械学習アプリケーションをより短期間で開発できるようになるだろう。このことは、自然言語の処理と分析に対する関心が高まるにつれて明確になる。TechTargetが実施した「2016 BI and Big Data Analytics Market Landscape Study」(BIとビッグデータ分析の市場状況調査)では、614人の回答者の23%が「自社でテキスト分析ツールを使用している」と答え、30%が「プロジェクトの試験運用または計画のいずれかを行っている」と答えた。
IBMはいち早く、クラウドベースのツールである「Watson Conversation」をリリースした。このツールのコグニティブ(認知)コンピューティングエンジンを使って、企業はチャットボット(注)を訓練できる。このサービスは、IBMのクラウドサービス「IBM Bluemix」を経由して提供される。
※注 WebサイトやSMS(ショートメッセージサービス)などの手段を通じてテキストでエンドユーザーと通信し、ユーザーにサービスを提供できるインテリジェンスシステム。
機械学習アルゴリズムの開発では、開発者が専門知識を持っている必要はない。Watson Conversationは、開発者がエンドユーザーのクエリと適切な応答の例を指定することで機能する。その後、指定された例を基に機械学習モデルを訓練し、さまざまなクエリに自然言語で応答可能なボットを開発する。こうして開発したボットは、Web、ソーシャルメディア、モバイルプラットフォームの多様な顧客サービスに導入可能だ。
2番手は、Googleが提供する自然言語API「Cloud Natural Language API」だ。このサービスでは、意見、内容、構文に関してテキストファイル内の文章を分析できる。Googleのクラウドベースのサービスに対してAPI呼び出しを行うことで、分析するテキストを指定できる。機械学習アルゴリズムは、1文程度の短文からニュースフィードに至る長文まで、あらゆる長さの文章を分析できる。
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