企業のコラボレーションツールは、特に新しいものではない。約10年間、「エンタープライズ2.0」なテクノロジーはWikiやブログを使って従業員同士のコラボレーションやつながりを深めようと努めてきた。こうした社内ソーシャルメディアツールはどれも広く普及することはなかったが、Facebookが一般消費者向けに提供しているサービスを模倣し、企業ユーザーに提供しようと努力は続けられてきた。だが、Facebookが企業向けソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「Workplace」を携えて公式に市場に参入した。10億人のユーザーが選ぶこのソーシャルプラットフォームは、企業コラボレーション市場を支配することができるだろうか。
既に消費者向けのサービスで機能に慣れ親しんでおり、それが満足感につながるとしたら、Workplaceは従業員の間でも大人気のサービスになるだろう。「Facebook」のビジネス版には、ニュースフィード、いいねボタン、チャットアプリなど、一般消費者向けのバーションで提供されるのと同等の機能が盛り込まれている。だが、新しいプラットフォーム「Workplace」は、従業員がグループでコラボレーションして仕事上の目標を実現できるようデザインされているために、あくまでも社会交流を目的とする消費者向けのFacebookと比べると、明らかな違いもある。
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