Facebookの企業向けソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「Workplace」の使い勝手は、従業員にとってはなじみのあるものとなるだろう。ただし、Workplaceは個人で使用する「Facebook」と全く同じわけではない。Workplaceの目的は、従業員同士がグループでコラボレーションを図りながら仕事の目標を達成できるようサポートすることであり、当然、そうした目的にかなった仕様となっている(前編記事:Facebookの企業向けSNS、“本物”だけが提供できる価値とは?)。
例えば、Workplaceは登録やプロフィールの作成を従業員が自分で行う必要はない。IT管理者はユーザーのWorkplaceアカウントを自社の社内ディレクトリと同期できる。
他のクラウド製品と同様、WorkplaceもIT部門の負担を減らす。保守や更新、セキュリティについては全て、Workplaceを導入した企業ではなく、Facebookが対処する。
ただし企業のCIOにもやるべきことはある。Workplaceをよく知るアナリストや企業幹部はそう警告する。まずCIOはシングルサインオンを実装し、ID管理を徹底する必要がある。プライバシーとデータ保護に関するルールをWorkplaceでも確実に順守するよう、対策を講じる必要も出てくるはずだ。さらにCIOはWorkplaceに関する長期的な戦略計画も策定する必要がある。IT部門の方針がどうであれ、従業員が勝手にWorkplaceを使うようになる可能性もあるからだ。
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