Slack、Microsoft Teams、Cisco Sparkが企業間コラボに踏み込む訳「問合せはSlackへ」が可能に(1/2 ページ)

Slackの新機能「共有チャネル」とMicrosoft Teamsの「ゲストアクセス機能」は、共有のメッセージ基盤として異なる会社間のコラボレーションを促進する。

2017年10月02日 05時00分 公開
[Antone GonsalvesTechTarget]
画像 社内外のコラボレーションを促進

 Microsoftと、メッセージアプリを提供する企業Slackは、2017年9月に同社らが保有するメッセージアプリの新機能を発表した。Slackは同名のアプリにて「共有チャネル機能」、Microsoftは「Microsoft Teams」の「ゲストアクセス機能」だ。これは社内だけではなく、社外の企業とのコラボレーション(業務的な相互接続またはその仕組み)を促進するのが目的だ。

 Slackは、米カリフォルニア州サンフランシスコで開催したユーザーカンファレンス「Frontiers」にて、共有チャネル機能のオープンベータ版(試用版)を発表した。一方で、Microsoftは同日Office 365顧客向けにMicrosoft Teamsへのゲストアクセス機能を追加した。

 また、Cisco SystemsもMicrosoftとSlackの発表1カ月前に同社のメッセージアプリ「Cisco Spark」を複数の企業、サービス間で相互接続を可能にする仕組み化(ユニバーサルフェデレーション)に取り組んでいると発表した。Spark利用者は、異なる企業間であってもクラウド基盤のソフトウェア内で同じワークスペースに参加し、互いに音声またはビデオ通話を互いに行うことができるようになる。

幅広いコラボレーションへの移行

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       1|2 次のページへ

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news187.jpg

主戦場は「テレビ画面」へ YouTube20周年でCEOが公開書簡を公開
20周年を迎えるYouTubeが、クリエイターとユーザーの双方にとってより魅力的で革新的なプ...

news164.jpg

都道府県別ライフスタイル調査 「推し活好き」「ラーメン好き」最多は?
明治安田総合研究所が公表した都道府県別「ライフスタイルに関するアンケート調査」の結...

news119.jpg

Metaの広告はますますAI中心に 新たなツール「最適化スコア」とは?
Metaの2025年ビジネス注力領域とAIを活用したツールをはじめとした広告ソリューションの...